同じ三日月には違いないのですが、春の三日月は横になって寝ているように見えます。
では秋は? といえばまっすぐにスッキリと立っているのです。
地球と月の関係からこのようなことが起こるのですが、四季折々に姿を変える月を見ていると、まるで人の心のように思うことがあります。
春のお彼岸の頃の月は、舟のように横たわっているので早春の天を見上げてみてはどうかしら…
急ぎ足で歩いていたら何やら良い香り。
立ち止まって見ると、ヒヤシンスの周りに小さな蜂が集まっていました。
ヒヤシンスは感じで書くと風信子。
幕末に海外からやってきたこの花の名の由来は「風の便り」だそうですから、遠くからやってきた可愛いお花への精いっぱいの名付けプレゼントだったのでしょうね。
ヒヤシンスの蜜を吸った蜂たちが楽しい旅を続けるといいなぁなんて思いながら 「急ぎの用事でもないのにどうして、余裕なくどんどん歩いていたのかな」と、考えさせられたひと時でした。
3月といえばお雛様、3月3日は「上巳」の節句です。
古代中国では1・3・5・7・9の奇数が重なる月日は「節句」として特別な日にしていました。
節句には禊(みそぎ)やお祓いをして魔除けをしたといいますが、上巳の節句には綺麗な水で心身を洗い清める習わしがあったようです。
そういえば、源氏物語「須磨」の巻き(段)には、光源氏が陰陽師を招いて御祈祷をし、人形を乗せた船を海に流したと書かれた箇所がありましたね。
時代を経てなおも語り継がれる物語にはロマンを感じてしまいます。
さて、お雛さまに飾るお花は菜の花や桃の花ですが私は桃の花が大好き。
シーンと慎ましやかな梅の花が女性星座だとすれば、天に向かって大きく手を広げているように見える桃の花は元気な男性星座。
射手座生まれであるエミールのひいき目? ではないけれど、3月になるとこの花を部屋いっぱいに飾り、野に咲く桃の花を眺めに行きたくなってしまいます。
ところで、この桃の花。元気なばかりではなく、どうやら霊的なパワーがあるようです。
桃の木は別名「仙木」とも呼ばれ邪気を払う力を持っており、日本の神話の中にも登場する場面があります。
いつか漢方の名医に聞いたことですが桃の種を割り、真ん中にある「とうじん」という部分は生薬としてデトックスに使うのだそうです。
今ここまで書いていて気になった「桃の花の花言葉」、AIによる概要をコピーすると
★「天下無敵」古事記に書かれているイザナギノミコトが鬼退治にモモの実を投げつけて退治したことに由来しています。これは、昔話の桃太郎の由来にもなっています。
(コピーはここまで)
それにしても「天下無敵」とは!
お部屋イッパイに桃の花を飾れば、心強い邪気払いになりそうですね。
では、ここで本題に入ります。みんなで考えましょう。
占星術界では「水瓶座」の時代到来ということで、集合から「個」の時代へとシフトし自由と平等がテーマになっています。
集合から個人、つまり「自分の時代」です。
組織からの解放や好きな趣味で生きていこうとか、独立のススメということから会社を辞めた人や、旅に出る人・その他、いろいろなアクシションがあるようです。
ですが…一方では自由を勝ち取るために勢いで会社から飛び出したものの、次にどうしたら良いのかわからなくなってしまった。
あるいは趣味で生きていこと思ったものの、生計を維持するために貯金をなし崩しにしているという、そんなも話を聞きました。
「何故そうしたのですか?」の問いに「水瓶座の時代が来たからです」と返答されたとき、私は考えこんでしまいました。
もしかしたら水瓶座の時代来たるという考え方に囚われすぎて、まずはアクションを起こさなくては! と無計画なまま走ってしまったのでしょうか?
では、山羊座の時代に戻るのが正解ですか? といわれそうですが、時間に後戻りはありません。
未来があるから今があるのです。
でも、今が無ければ未来はありません。
過日、テレビドラマを見ていたら「実感や充実感の尺度は良い時間の積み重ね」というフレーズがあり、妙に納得をしてしまいました。
情報に振り回されず、キチンと自己分析や環境分析をしながら、一歩一歩、行いに確信を持って自分の時代を創りましょう。
これが本当に意味での水瓶座の時代を素敵に生きるスタイルです。
焦って形だけ整えようとしないこと。
思い込みや囚われは、心を錆つかせてしまいます。
情報が作った水瓶座の時代という幻想に囚われず、あなたの新時代をクリエイトしてくださいね!
3/14は乙女座で月食が起こります。
土星&天王星とセットになる、かなり刺激的なこの日の天体ショー。
ここからがターニングポイントになる人も、たくさん見受けられそうな気がします。
土星が絡むのでサクセスポイントはロングスパンでの取り組みをイメージすることと、斬新なアイディアを盛り込むこと。
新旧の交差点でもあるので、先ほどのテーマ「思い込みと囚われ」からの脱出を考えると必ず道が切りひらけます。
囚われない、焦らない、思いこまない…
春風の中を爽やかな気持ちで前を向いて歩きましょうね。
エミール

2月初旬、新宿御苑で見つけた梅です。
妖精さんミラー【福寿草の妖精 ブロンデール】
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