「春眠暁を覚えず」の季節がやってきた。明け方の気配を感じながら、もうひと眠り…、いよいよ朝がそこまでやってきて… 「そろそろ、起きる時間です~」 とささやきかけているにもかかわらず 「あと15分」 「もう10分…」 とキリがない。目覚まし時計なんか、なかばあきれて 「明日からこの人を起こすのはやめよう!」 と、起こしても、起こしても効果がない私に呆れ、やがて業務放棄。こうして、目覚ましに見捨てられた私は春の朝寝を心ゆくまで楽しんでいます。

太陽は3月21日に春分点を通過し、また12星座の旅を開始しました。まずはトップバッターおひつじ座の出番ですが、おひつじ座の皆さん、準備はいかが?

さて、今年の春分の日は、天赦日・一粒万倍日と重なり、一年のうちでも開運効果が抜群の日でした。
この日のワールド・ベースボール・クラシックはメキシコと日本が対戦。思わず、目に涙のミラクルな逆転劇がありましたね。野球のことをあまり知らない私も、気が付けばシッカリ報道に耳を傾けていました。
何回かヒットの瞬間を再現した部分を見ると、球を 「打った」 「とんで行った」 というよりは、バットに当たった球が吸い込まれていくように思えました。

吸い込まれるという表現をもう少しかえると、観客席のほうから見えない手が伸びてきて持っていった…かのようにも見えたのでした。
もしかしたら神さまには、あのボールがお饅頭か何かに見えて、手を伸ばしたのかぁ?
な~んて、ものごとを全く違う次元から想像してみるのも時には面白いかも…。

ところでこの日、私は埼玉県の秩父市まで、神社巡りに出かけていました。
パワースポツトといわれる秩父三社の中で三峯神社と秩父神社です(残念ながら宝登山神社には行けませんでした)。

山全体から神様の手が伸びてくるような、そんな 「気」 の力に引かれた参詣の旅に霊験を感じ 「今日を心の電池交換日にしよう」 と思ったのでした。
ちなみに、秩父神社も三峯神社も社殿に施された極彩色の彫刻はなかなか圧巻。美術を勉強しているあなたは、色遣いの学びのために行ってみるのもよさそうですよ。

続いて、3月23日の深夜には冥王星がみずがめ座にチェックイン。2025年までの間、天王星がふたご座に、海王星は牡羊座へと星座を変えていきます。
ひとつの惑星でも多大なる影響を及ぼしますが、この3年のあいだにトランスサタニアン(天王星・海王星・冥王星の総称)三惑星も移動するのですから、確実に新時代の到来のサイクルに入ります。

2020年 「風の時代」 の章へと入り、価値観の多様性、オンライン化の始まりなど、その変化を肌で感じながら私たちは、おそるおそる自分をアップ・デートさせてきました。
これから、その作業はもっともっと、スピード感を伴いながら日常の中に入ってきます。
ここで大切なことは 「アップ・デート」 への思い。
「何故? その方向と、その手段を用いるのか?」 と、疑問を持ちながら日々、丁寧な作業を重ねることが大事になってくるのではないでしょうか。
「誰かがしているので…、みんながしているので…」 そのコトとモノに自分もついてゆく、あるいはコピーをしてマネてしまう。そのような発想からは得るものがない時代になってきます。
自分が感じたから、強く望んだことであるべき、だからです。

要は意思が一番の宝ものであり、意思は才能の一部…、いや全部といってもいい過ぎではない時代がスタートしたのです。
意思と動機づけが同じステージの上でリンクするような生き方が、輝きを放つときがやってくるのです。冥王星は新しい星座に入宮したからといって、すぐにそのカラーを表してくる星ではありません。

大きな湖のセンターに投げた小さな石が少しずつ、少しずつ…、波の輪を広げるように冥王星は作用してきます。
でも、あまりにもわずかなので、感性を磨かないと体感できないかもしれない。だからこそ、磨いて欲しいな! あなたの中に眠れるその感性。

今月、意識して欲しい日付を記しておきますね、参考にしてください。

4月6日は、てんびん座で満月を形成。木星・金星の真正面の星座で起こる、豪快で楽しい満月です。ひとりではなく大切な人やこれからもっともっと、仲良くしたい子と一緒に眺めましょう。
雨の時も満月を共通の話題にしましょうね。月餅をはじめとして丸いお菓子を食べると素敵なステージのはじまりに。

4月20日は牡羊座で日食。日本では西日本地方の方で部分日蝕がみられます。
みずがめ座にイングレスしたばかりの冥王星と感受するので、新時代を感じさせるような話題を耳にしそう。

4月21日は水星が逆行を開始し、5月15日まで続きます。メールの誤送信や隠しておきたいことの露見も…。情報交換は慎重にしましょう。
感性が鈍らないように瞑想やプチダイエットで、心のトレーニングがおすすめです。

     エミール



秩父神社の社殿に施された極彩色の彫刻です