ピンチはチャンス。
とはいうものの…、しかしながらやはり実際に、ピンチはピンチであって、ピンチ真っ只中のときは気が気ではない。

そんな絶対絶命の局面であっても、チャンスに転ずるためには、運やら何やらを含めた魔法の力を借りなければならない。
そこで、昔から「火事場のバカ力」とか「背水の陣」などと言われているたぐいのミラクルパワーについて「この貴重なエネルギーはどこからくるのだろう?」と、急に神妙に考えてしまった。
果たして、バカ力とは一体、何ものなのか?

人には潜在能力というものが眠っているのであって、おそらくこのバカ力の正体の一部は眠れるミラクルパワーなんじゃないかと思う。
ただ、その力が一生熟睡しており、目覚めないこともあるのではないのか?
そして、また潜在能力が目覚めることなく、今日まできたような人もいるし。
もしかしたら、元々そのようなものが無いために目覚めようがないのかもしれない場合もあるとは思うけれど。

このように日々悶々としていたのだが、本日、テレビをザッピングしているうちに、とある「時代劇」が目に入った。

場面は文字どおりの火事場。
火事と喧嘩は江戸の華といわれ、火事場といえば火消しが登場して、大活躍をする。
そこで見ものは、日頃は意気地なしの火消連中が、こと火事となると超人的なパワーを発揮して奮闘する。

ここで「火事」がキーワードとなる。
過日、私が発揮した超能力は、アクシデント(火事)ありきの力だったのかと?
グングン迫ってくる紅連の炎! もはや! の瞬時に五感を越えた力が天からふってくる。
「ヤバイ!」の十乗、いや二十乗。考えるよりも素早く、勝手に手が動き、足も動いて気がつけば果敢に火の中に飛び込み、出たとこ勝負的に動いた結果、どうにか解決している、という状態。こんなことって頭の中で考えていたらできないよね。
という感じなのである。

ちなみにバカとは莫迦、梵語ではmoha(慕何)というようですが、お坊さんの隠語で無知。馬鹿は当て字だという。

なんと無知とは! しかし、ここがポイントで、いっそのこと中途半端に賢いよりも、無知なほうに天が味方をすることもあるのではあるまいか?
その分だけ無心、遮二無二に目的に向かって、ただただ走れるしネ。

とはいえ、この火元はどうやら2022年8月20日に双子座入りした火星のしわざみたい。
その後、はや2カ月余り。
通常だと火星は、ひと月半でひとつの星座を移動するが、約二年に一度、星座を変えずにいることも。
2022年はこのケースにあたり、長期滞在する火星は2023年3月まで双子座内に留まる。

大丈夫かなあ? 射手座も火事場的だけれど、双子座さんも大騒動があるかも?
でもまぁ、イザという時には自分を信じよう。
心をカラにしてダッシュすれば、なんとかなるよ、そう思い込むことにしよう。
一番NGなのは、中途半端にうろたえること。何でもそうだけど、中途半端が一番辛い。

さて、11月8日(火曜日)は牡牛座内で月蝕。日本からも皆既月食を観ることができそうです、晴れた空を期待しましょう。
更に双眼鏡があれば、月が天王星を照らす「天王星蝕」も!
なにやらハプニング性が高い日なので突発的に何かが変化することもありそうです。そんな時は「火事場のバカ力」も思い想いだしてネ。

でも…なんだか時代劇にはまってしまいそう。
隣でネコが「御意!」とのことでした。
 
     エミール



10月22日の土曜日、新宿御苑を散歩しました。手前の樹の葉が黄色くなり始めているのですが、だんだん秋が深まっていくのを感じます。
そして、それよりも驚いたのは人出の多さです。コロナの影響なのですが、これまで御苑はいつ行ってもガラガラ状態でした。こんなに大勢の入苑者を目にしたのは3年ぶりぐらい。