もうどこかでツバメさんたちがソワソワと出番を待っているかもしれませんね。
そんな素敵な春の景色も、今は窓の外のことになっています。

新型コロナウィルスが蔓延して、お家で過ごす時間が圧倒的に増えていると思います。
わたしも日々家の中で課題を見つけながら何等かの作業をしています。
お籠りはまだまだ続きそうですし、またそうすることが何等かの社会貢献に結び付くのであれば、この与えられた時間を自分なりに大切にすごさなければなりません。

ちなみに「籠る」という意味を辞書(広辞苑第五版)で探してみると、「隠る」とも表現されていました。
「すきまなく、まわりを囲まれた中に入って外に出ない意」とあり、中に入っている。
包み込まれている。
また、籠城というワードも出てくるので、時代劇風にいえば城の中に立てこもり守備戦をするといったようなイメージでしょうか。

人は中に籠れば籠るほど、少人数での報告や相談・連絡といったことが欠かせなくなってきます。
心をひとつにして共通の目的に向かい、体制を崩さず着実に本懐を遂げる。
しかし籠って頑張ることは、実に多くの苦痛が伴うのも事実です。

何か楽しいテーマを見つけ暫くは充足感があっても、閉塞的な環境が続くとだんだん不平や不満が顔を出してきてしまいます。
でも、時代劇と違うところは仲間どうしのやり取りが、ソーシャルネットワークを通じてできることです。
決して孤立しているわけではないのです。
むしろこの期間にグンと友情が深まることもあるでしょう。
目の前に相手がいないからこそ、言えちゃうことだってありそうですしね。

とはいえ、いずれにしても、この期間は大なり小なり自分の内面に隠れている、何かと向き合うことになりそうです。
自由に外出できる時にはできなかった、インナーマインドとの向き合い。
隠れている自分の能力を引き出すことや、日頃は対処療法だけで過ごし、深く考えずに逃げていたテーマ。
今月は、あえてこれらに挑戦してみるのはいかかでしょうか?

もうずいぶん前になりますが「自分探し」という言葉がはやり、今でも時々耳にします。
「自分を探す」さて? あなたはもう見つかっていますか?
これぞ自分! と実感するようなことや、ときがありますか?
複合的要素に包まれている、自分自身の心を一つに束ねてこが自分だ! 
例えば、そんな決定的な絞り込みは、とても難しいと思います。
この自分という不思議な「人」を知る手がかりをお伝えしますね。

まずは、感情と性格は別モノと考えてみてください。
感情は常に一定ではなく、時折変化もします。
天気が良いとうれしくなり、雨だとブルーに。
褒められれば有頂天になって、けなされるとおもしろくないでしょう?
では、これらの感情は、どこからやってくるかと言えば「性格」から。
性格は人間のコアの部分であり、形づくっているので 「性格=その人」 のように思えてきます。
それどころか 「感情=その人」 のように見えてくることもありえるのです。
でも、正しく言えば性格も感情も「人そのものではない」 ここがポイントになるのです。

そこで、占いの登場です。
生年月日の中に書き込まれている 「私」 という人の基本データ。
12の星座が示す資質と、10惑星のささやきに耳を傾けてみましょう。
「自分自身とは?」 の答えは太陽のサインが示しています。
更に、サイン星座の守護星に注目してみてください。
10惑星それぞれが、自分自身の中に埋もれている、素晴らしい力を知らせてくれますから。

今日一番お伝えしたかったことは、お籠りのときだからこそ、鋭く磨かれている尖った感性を、自分自身の中に向けてみようということ。
また、それによって周囲の情報にふりまわされない、確固たる自分に出会おうということ。

自分探しのヒントは複雑に考えすぎないで「太陽星座」にありき、という極意です。
感情とは性格の副次的なものなので、このポイントを良く覚えておきましょう。
そして、もしも感情的に動くことがあれば、真の性格とはまた別のエネルギーが作用してのことなので、本来の性格を失ってしまうことになるので要注意なのですよ。

自分を知る手がかりに、本格的な占いのお勉強スタートはいかかでしょうか?
あれ? 本当はこれが一番言いたかったこと?

エミール




今凝っている、源氏物語の塗り絵です。