先月来コロナウイルスが世界中を恐怖に陥れています。
みなさんお変わりありませんか。
基本的なことですが、手洗いやうがいを忘れないようにしましょう。

さて、東洋占術の世界では「初めに気あり」の思想があり、まだ寒い最中にも早春を想起させる、このシーズンに春が立つと考えました。
季節は「気」として分類されるので、暑くなったので夏とか、寒くなったので冬という基準は存在していなかったのです。

「節分」の行事は昔から当たり前の事として、私たちの生活の中に溶け込み、2月3日の晩に鬼退治をして福を招く。
そして、その翌日には春がくると伝えられてきました。
今まで、ごく自然な生活習慣になっていたので、「どうして節が変わると春がくる?」と特に考えてもみませんでした。
でもあることがきっかけで、このテーマについてまとめることになりました。

まずは簡単な天体の法則なので、みなさんにも是非知っておいていただきたいと思います。
太陽が地球の周りを進行することによって春夏秋冬が生まれます。(正確には、地球が太陽の周りを公転、さらに日本のような温帯性気候のところで、なのですがそれはさておきましょう)
これは古代の人達が天体を観察しているうちに、一定のルールに基づき、昼が最も長くなる日と、その逆の日が一年をふたつに分けることを見つけました。

次にその中間に、昼と夜の長さが同じくなる日があることに気づいたと考えられます。
そして、前者を夏至、冬至、後者を春分、秋分と名付けました。
春夏秋冬の各季節は太陽の進行によって生まれるので、この4ポイントを季節の中心としたのです。

更には、冬至と春分の中間点が冬と春の境界になるので季節の分け目。
節を分けるということから「節分」。
その名のとおりです。

さて節分の翌日から春がスタートするという意味で、東洋干支歴では「立春」を一年の始め、つまりお正月と定めたのです。
考え方としては万物が冬の眠りから目を覚まし、活動を開始するのが春。
だから春が生まれるところが元旦であり、正月としたのです。
現代でも年賀状やお正月の縁起ものに「初春」や「新春」と、春の文字を入れるなごりがあるのは春の誕生を祝ってのことなのです。

天体のお話はここまでとして、春の足音が大きくなってくる2月。
この季節を利用して、とっておきのおまじないを紹介しましょう。
まずは、自分の持ち物のひとつを新しいものに変えること。
身に付けていた古いものはお礼を言ってから、白い紙に包んで丁寧に捨てましょう。
二つ目は、節分がすんだら「年直し」を。

これは今年に入ってからの出来事をふりかえり、やり直したいことがあったら年越しの時と同じように過ごし、もう一度新年をやり直すのです。
お正月と同じこと?
そうなのです。
一歳分を先取りしてしまうという斬新な縁起担ぎです。

三つめは全国区で有名になった恵方巻き。この恵方巻きに加えてちまき、そして昆布の佃煮と、梅と豆入りの福茶を頂きます。
恵方巻きを切らずに食べるのは、長いものが縁起が良いとされるから、と言われています。地域によっては鬼の金棒を食べてしまい、元気をもらうという言い伝えもあり諸説様々です。

ところで、我が家のオリジナル恵方巻きはエホウならぬ「魔法巻」。
東洋的には七福神にちなんだ7つの縁起食材の巻物ですが、当家は7つのミラクル食パワーを巻いています。
といってもシソなどのハーブを使ったもの。
ハーブには体を浄化する力があるといわれています。

食べ物には好き嫌いがあると思うので、みなさんご自分が大好きな食べ物で作ってみてはいかがでしょうか? マイ・イベントを楽しむのも春をむかえる素敵な心構えだと思います。

バレンタインディもマニュアルどおりではなく、是非是非オリジナリティを大切にね。


     エミール



1月だというのにもう梅の花が満開、鹿児島から届いたお便りです。

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