こんにちは、みなさま。まーさです
さて今回は、牡羊座の守護星、火星についてです。
お題の中に「火星は凶星と言われあまり人気がないので、名誉回復的解説を…」とあったのを見て、え!そうなの?と思ったくらい、その発想のなかった私でした(笑)。
そうですね、確かに本などを見ると、いわゆる攻撃性や競争心、情熱や性的意欲などを表わす火星は、“物騒”な感じがします。「戦いの星」ですから、凶星と言われればその通りなのですが。
この火星の件に限らず、占星術でよく登場するよしあしの価値観は、往々にしてかなり古い社会でのものです。近代どころか、ひょっとしたら古代?かも。
その頃の大多数の人間の一生は、「生まれた場所から生涯、離れず、家族の仕事を受け継ぎ身分制度や制約の中でつつましく生きていくもの」でした。それが当たり前、他の可能性など考えられなかったでしょう。そんな世界では、強い積極性や独立心があると、一つ所に収まりきれなく、何かしら騒ぎを起こしたり波風を立ててしまうかもしれない。だからこそ、火星のような強いエネルギーを、忌まわしいものとして、嫌ったのではないかな。私はそう思います。
それ対して、今の時代にまったくそういう部分がないとは言えませんが、少なくとも「個人個人の考えや意志を尊重する、自己選択」という考え方があるし、それに関する“情報”もあります。何より人間の数もまったく違い、多様化は必然でしょう。
もちろん、今だって、むやみやたらに狂暴になることは恐れられていますが、大きな流れやたくさんのあらゆる方向性の中で、自分という命をどう輝かせるはず。そこに選択の余地がある現代においては、「自分の人生を戦って勝ちとる意志」は一段と必要とされているでしょう。
むしろ、人間らしさや動物的パワーが損なわれる傾向にある社会の中で、火星的野生のパワーは、貴重で魅力的な資質だという気もしますし。
そういう意味で、火星は現代においては「吉星」になってきている…。そういったら言い過ぎでしょうか。
少し脱線しちゃったので話を戻しましょう。
そもそも火星が「やや厄介」扱いされるのは、野蛮そうなパワーと解釈されている火星の真の“火星力”を理解するのには、それなりの成熟が必要とされるから。その辺と、関係があるのではないかという気がします。
つまり、火星、火星というけれど、「自分の中のどの部分が火星の影響を受けている部分なのか、理解できている人は少ない」、そんな感じです。

そう、火星の影響というのは、30歳代後半、太陽星座の影響がしっかり登場した後の、いわゆる“働き盛り”に一番、強く発揮されます。よく恋愛がらみの内容でも火星は登場し、確かに「恋愛的、肉体的衝動」という意味でも、それは火星の領域なのですが、私が思うに、それはあくまで火星という資質の一部分。一番、浅い、未熟な登場の仕方ではないかと。
人は26~35歳くらいの「太陽期」の間に、自分の本質ととことん向き合い、人生の本当の指針を見つけ、道筋を決定づけます。
で、その後の10年間あまりを「火星期」として「(方向性がわかったところで)猛烈にまい進する」、こういう順序です。
つまり「自分というものに最高に集中でき、シンプルになっている状態」が火星で、その時期の自分の行動こそ「私が私という人間を知りたいと思ってずっと向き合ってきた長い日々の結論」ともいえるのではないかと。
そこから考えるなら、火星は「自分の中の集中力、自分がおのずと集中してしまう領域」ととらえるといいのではないかと思っています。
確かに、私という存在が未熟な時代のほうが、“複雑ではない”のですから、ある種の集中(すぐ夢中になって周囲が見えない状態)は起こりやすいのです。皆が注目しやすいのは、この頃のほう。怒りだったり衝動性だったり、性的興奮だったりのような、まだ粗削りな自分という個性の中で、どうしても目立ってしまう、際立ってしまう“野性的集中”の部分です。
でも、本当の火星の意味するところはそこだけではないでしょう。
自分という存在が経験すべき必要最小限のことを、ひととおりインプットした後で(月→水星→金星→太陽ときて)、改めて原点に返ったように、「自分という個性を一番、端的に発揮できる場所はどこか」を見つけ、そこに精力を集中させること。
火星にはそういう「複雑さを越えた単純さ。一度、手に入れ、また余分をかなぐり捨てた自然体の集中力」の側面も大いにあるという印象をもっています。
かつ、そういったところからまた基本に戻ってみると、確かに人は自分の火星領域(火星が入っている星座、ハウス)に関しては、もっともシンプルに夢中になれるようです。
「自然にできてしまう」「頭じゃなく感覚的に理解できる」「これをやっていると時間を忘れる」こんなセリフが出てきたら、大体、火星が優位に働いていますね。

ここがおもしろいところなのですが、太陽ももちろん、自分の本質的な資質や生きる世界を示す部分で上記に似た状態で人を夢中にさせますが、太陽の場合はもっとそこに意志が明確に働き、「自分はこうでありたい」という思いが反映されてその行動に結びついているという感じがあるのに対し、火星は「やると楽しいから、何だかやりやすいから、気づいたらやっている、こうしていると興奮する」というような、より肉体優先、感覚優先のパワーであるようです。
もう(どうすればいいかわかり過ぎていて)考えてなんて、やってない。
だからこそ“盛り”と呼ばれるくらい夢中で働けるのですし、その状態を、熱にとりつかれたように続けられる。そういう上等な興奮と身体優位のエネルギーが、火星のもち味なのです。
しかも、この「火星期」の後はもう「木星期」「土星期」という時期が待っています。
つまり、火星期以降は「自分個人の人生よりも、社会や全体の中で自分は何ができるかが、関心の中心になってくる」という意味。
「私が私のことだけを考えていられる、それだけが世界のすべてである時期はもう終わろうとしているから」。
だからこそ、火星期は燃えるように突き進める時期になるし。そもそも、そういう自分と世界の境界に位置している段階で、火星は“複雑さを超越した単純さ”の星だとわかる…。
ただの「単純バカ」「衝動的、本能の塊」みたいなアレじゃないんです…!と最後に主張させていただき、終わりたいと思います(笑。いや、大体火星的なイメージの登場人物が出てくると、こういう書かれ方をすることが多いからね)。
自分の中に良い火星を育てるには、「燃えるに値する何かを見つけること!」。
それは、つまり…太陽の仕事なのですね。
太陽が強くて初めて火星は生きます。この二大パワー源を自在につかいこなすとき、人はとても強いのです。

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