そういえば2025年は東洋占術気学の世界では「二黒土星」という「大地の象意」として示される「土星」の一年です。表面的に華やかな「もの」や「こと」よりも、目にみえないところでシッカリと頑張っている人や事柄に軍配があがりそうな予感がします。

時の神さまに手を引かれ、また新しい年へと導かれました。 一歩一歩大地を踏みしめて前を向いて歩く姿をイメージしながら、 静かにゆっくりいきましょう。

私が暮らしている家のすぐ近くには馬を祀った神社があり、その神社がエミールの氏神さまです。
大晦日から年またぐ新年には初詣に出向き、地元の神さまとともに一年がスタートします。
まずは除夜の鐘を聴きながら、いそいそと着物に着替え目指すは氏神さま。
途中ご近所の人たちと「寒いですねぇ」「一年って早いですよね」などなどと言葉を交わしながら、去年と今年が交差する時の流れの中で、ふと時空の不思議さが頭の中をよぎり…。
「もう後戻りをすることはないんだなぁ…」と妙にシンミリとしつつ神社に到着すると、すでに初詣に出むいてきた人たちが篝火の中に浮かびあがり、「あ~ほんとに年明けだ」と感動のひとこま。
(やっぱり日本人で良かった、と思うシーンのひとつです)

さて、神様に向って「二礼二拍手一礼」。
そして「さぁ新章突入! 今年はどんなドラマが待っているのかなぁ」とこの動作を合図に心スイッチが入る例年です。
そこで一年の始まりはどんなアクションから?と?改めて考えてみると…「二礼二拍一礼」極めてシンプルな動作です。
では、ここで問題です! と何かのクイズ番組ではありませんが、どうして最後にもう一回、お辞儀をするのと? 素朴な疑問です。
多説あるようですが、エミールは、お詣りがすんだのでサッと引いてしまうのではなく、心を込めて再び佇み、更なる気持ちを重ね祈るその気持ちの表れではないかと思います。
和文化には、最初、盛(山場)、そして結び、の三つをひとつとした美意識があります。
だから結びの一礼があるからこそ神様に対する敬いの念が通じるのではないかしら?
そんな想いで天に響き渡るような大きく柏手を打った後の一礼は心をこめてゆっくりと。
この心構えはいかかでしょう?
動作も優雅になって綺麗女子度UPレッスンにもなるし、一石二鳥ではないかしら。

ところで三が日を過ぎれば、いつものせわしい日々のスタート。
人間関係や入学試験、その他諸々の現実が待ちうけています。
私は子供の頃、休み明けの登校が本当にイヤでした。
「個」で過ごしていた日々から「集」への切り替えがうまくいかなくて…。
新学期が迫ってくると、なんとか学校にいかなくても済むような言いわけはないものかと真剣に考えたものです。
今では懐かしい思い出ですが、同じような気持ちでいる人の気持ちが良くわかります。
そんな人は学校に行くと思わずに、友だちに会える、部活に参加する、新しい情報をゲットできる場所へ行くのだと、目的意識を切り替えてみてください。
(エミールは学校で飼育していた、うさぎさん達に会いに行っていたのかも(^.^) )

「学校=勉強する場所」とだけ考えずに、もっともっと好奇心を広げて、学びを他のアングルからとらえてみましょう。
テストで良い成績をとる思考回路よりも、自発性があり純粋でのびやかな好奇心のまま行動するパワーの方が、もっともっと学びのグランドがワイドになりますからネ!
春のお花が咲きはじめるころには、また場面が変わり気持ちも変わりますから、少しずつ無理をしないように…ね。

最後にこの期間の天体ニュースです。
1/6(月曜日)獅子座内で逆行をしていた火星が蟹座にかえってきます。
2024年9月から11月上旬から蟹座に滞在していた火星が引き起こした戦い・対立・対決、勝負やトライなどは第二ラウンドへと突入。
似たようなアクシデントが起こり得ますが火星の蟹座逗留は4月の中旬まで。
みなさんの生活のなかでは、再チャレンジがテーマとなりそう。
闘いの眼を他者へとむけず自分に向けエモーショナルな日々を過ごせば大きな成果も夢ではありません。
今年も元気に楽しく過ごしましょう。

     2025年1月
     エミール



近くにある神社の駿馬像です