ふと見ると隣のやぶ椿の枝に、ふわっとした鳥の羽がついているので「さては?」と観察しているとツバキの蜜を吸っている大きな鳥がいる。
そればかりか花をむしゃむしゃ食べて 「ごっちゃんデス。明日もまたくるからネ」とばかりに悠々と飛んでいってしまった。
その子の正体はヒヨドリさん。

春のベランダには小鳥のお客さまたち来訪が始まり、明日はどなた?と楽しみな日々です。

2月は28日迄しかないのが痛いところで、後半は 「明日しよ~っと」 と棚にあげておいた仕事が、後半になってから頭上にドカドカ落ちてきて、ひと騒ぎ。
棚からボタモチだったらよかったんだけれど、棚からお仕事 (+_+)。
しかも手違いから二度手間になったり、失敗の連続でせっかく書いた原稿をデリートの憂き目になったりと…。
人生は、やはり厳しい!

しかし失敗にもめげず、数々の発明を世に送り出したのがトーマス・エジソン。
世界には幾多の偉人がいるけれどこのエジソン、小学校に入学してからというもの担任の先生を何故? 何故? の質問ぜめ。わずか3か月で退学を、させられてしまったそう。
「先生、何故、鳥は空を飛べるんでしょうか?」
「先生、どうして地球は回るんですか?」
「先生、どうして星は光るの?」

「先生……」 「ア~やかましい! キミはもう、明日から学校に来ないでよろしい!」
と、まぁこんな感じだったのでしょうね。中退以降、エジソンは学校の教師だった母親からの手ほどきと独学で勉強。

発明王としてすでに名声を得ていた人生の後半。彼の工場で火事が発生する。
実験用の施設もなにもかも燃えてしまったその時、こともなげに(内心はどうかな?) 「これは、もっと施設を良いものに変える大きなチャンスだ!」と言ってのけたそうである。

また、ある時は電球試作の場面で一万個もNG。そこで、またしも 「うまくいかない方法を一万とおり見つけただけのこと」と、さして落ち込まなかったようだ。
曰く「困ることは、次なる新しい世界の扉を見つけるチャンス」だそうだから。

そういえば世の中には、締め切が間に合わない著者に泣く編集者が多いと聞く。これからは、編集者がいかに書き手から原稿を早く貰う手立てを考案するか?
その知的作業のスキルアップのため、ことごとく原稿を遅らせてハラハラしたところで提出するようにしてみようか…。
しかし、本当に間に合わなかったらシャレにならないし…。

発想自体が悪趣味なので名発明どころか、そんな書き手はクビになるかもしれないわネ。
やはり人生はどこまでも厳しいのだ。
だからこそ、この発明王にならい、成功できる人は 「思い通りに行かない事が起きるのはあたりまえ」 という前提を持って挑戦していけば良い気がしてくる。
それにしても、今日は本当に思いどおりに進まない…。まぁ、こんな日もあるか? まっ、いっか…。

ここで一旦、手を止めて手紙を書くとしよう。
メールで済ませれば双方ともに簡単だと考えるのが、グローバル時代の利点だとは思うものの、私は時折「手紙」を書く。
特に何かしら心の中に 「お疲れ虫」 が潜んでいる時やら、なんだかうまく時間になじめない…。(きょうびは全てスピード感がありすぎて?)
そんな時の気分転換…。
便箋に字を書き、封筒に入れ、タイムリーな切手を貼って、ポストまで出向き投函する。
それが少しの時間をかけ、相手の手元に届き、読まれる。

本日の再発見は、こんな日もあるがため「気分転換は手紙を書こう」でした。

     エミール


散歩の途中で見つけた梅の花(先月と違い、ほとんどの梅の木が満開状態でした)


ベランダのツバキは、ヒヨドリさんのお気に入り