しかし、ここで急にいたずら心が湧きあがり、のんびりしているネコの前に小判ならぬ一万円札をおいてみる。
「ネコに小判というが? 果たして? 反応やいかに?」
 
やはりネコに小判なのでしょうねぇ。まったく無関心。そればかりか、
「なんじゃそちは。 せつかく昼寝をしているのに、やかましいヤツちゃのぉ。だいたいその紙はなんじゃ? お前たち人間界では、集めれば集めるほど自慢話になる者もいると言うが、ネコ界ではカツオブシの方が、よほど価値があるのじゃ。えーーい。無礼者」
と言わんばかりにソッポをむかれてしまいました。 
そんなこんなで、
「ははーー、殿ご無礼を申し上げました~」でスタート。
夏の午後のエミールです。
お元気でしたか? 7月ともなれば、もうすっかり夏景色ですね。

蝉の声を聴きながら、かき氷や浴衣がけで花火鑑賞が懐かしいです。師匠のルネは夏が大好きで、粋な浴衣の着方や下駄の履き方を教えてくれましたっけ。
「下駄は浅くスッキリと履き、浴衣は前合わせをキリキリと涼しそうに着付け、帯はやや胸高に結んで、顎を引いて小粋に歩く」
「扇子や団扇はバサバサ扇がず、手首をはんなり静かに動かして」
「お人さまとすれ違う時には、すっと道を譲るのが暑苦しくなくていい女」
まだまだ、たくさんありますが江戸っ子だったルネ師匠。占いの勉強の間にたくさんの粋を教えてくれました。

イヤ? もしかしたらその逆かな? 粋の学びの中に占いがあったのかもしれません。
番外編では「粋な啖呵の切りかた」なんていうのもありますが…、これはなかなか実践するチャンスがないまま、今日まで来てしまいました。
(でも、せつかく習ったので一度で良いからやってみたいものですが)

さぁ、今日はなんのお話しにしましょうね。
夏なので怪談ものとか?は定番ですが…、それはエンタメ系コンテンツに譲るとして。今回は「家族との悩み」についてお話をしてみましょう。
(今発売中のマイカレンダーでも家族特集を組んでいますので是非参考に)

最近「家族と一緒に過ごすことが息苦しい」という話を聞きました。
大切なのに面倒くさい。帰る場所とか言われると鬱陶しい。でも、家族は捨てられないし、どうすればいいですか?
とざっとこんな内容です。

思えばここ、風の時代といわれるようになってから、半ば強迫観念のように「土の時代と決別しておかないと時代のウエーブに乗り遅れる」と感じている人が増えたようです。
その中の一つに家族という組織形態も含まれている感もあり、家族とのしがらみへの葛藤があるようです。
   
家族とは、血縁で結ばれている親族関係であり一方的には解除できない小集団です。
すると生涯にわたり、その関係を壊すことはいけないことであり、どんなに飛び出したくても飛び出してはいけない。
そんな法則を感じてしまいますが、煎じ詰めていえば「この法則からの上手な卒業」が大切なキーワードになると思います。

結びつきは大切です。
しかしながら、自分軸をきちんと持ち、依存関係から遠ざかる。
困っているときには一致団結が必要になることもあるものの、日常的には少しの距離を保ち、常々自立心を養い「個」としての尊厳を大切にする。

簡単にいえば、きずなは大事だけど甘えとか依存と、ごちゃごちゃにしないようにしつつ、自分の世界を大事にしよう。
自分を大事にすることで家族(みんな)も大事にできるんだよ~ってことなのです。

家族は小さな社会の始まりなので、そんなことがレッスンテーマになっていると、大きな社会の枠組の中、また恋愛というステージでも応用問題がきいて、きっと素敵な毎日になるはずです。

ここで「甘えてしまおうかなぁ」というところで一歩立ち止まり、もう少しだけ自分の力で頑張ってみよう!
そう思えたとき、確実にあなたは成長から成熟へとコマをすすめることができますから!

ところで、話はがらりとかわり。最近、hime cut なるヘアスタイルが世界でブレイクしているそう。
日本発のこの髪型。
バックのヘアは長いまま、前髪をそろえ両サイドの髪を短くするという、昔のお姫様風。
うーーん、若ければ一度はチャレンジしてみたいのすが…。
恥をしのんで、昔・昔…西洋風、お姫さまスタイルをした時の写真を公開しますね。

これは宝塚を観劇したついでに記念にと、魔が差した?(*_*)写真です。お目汚しでしたらお許しのほど願います

夏バテに気を付けてお過ごしくださいね。

     エミール





下の2枚は6月、上高地を散策したときのもの、静かでした。