この子たちは太陽がどんなに大切なお友達か良く知っているのでしょう。
誰が教えてくれてことでもないのに本当にすてきなこと。

しかし、悲しいことに今、地球の上ではコロナウイルスが猛威をふるい何の罪もない人々の命を脅かしています。
しかも、毎日本当に大勢の人達がなくなっているのです。
何故なのでしょうか。

その大きな理由は技術的にとらえると、医療体制や政治的な要素が複合的に重なった結果だと思います。

しかし、私はこうも考えてみました。
どうして、地球上に暮らしている人たちに、こんなにも苦しく辛いことが起こってしまうのかと。

その結果、「地球も苦しいのではないのだろうか、悲しいのでないのか」と、おぼろげながら小さな回答にたどりつきました。

「地球は生きている」 これが小さな回答のキーワードです。

地球は私たち人類と同じように呼吸をし、鼓動があり、脈拍だってあるのです。

春になれば木々や動物たち、鳥やそしてわたしたち人類と一緒に、風と遊び美しい光の中で春の祭典を楽しんでいるのです。

そして、夏には・・・、秋になれば・・・、寒い冬が到来した時には・・と、いつも一緒に手をつなぎながら生きている星、それが私たちの地球なのです。

ある時私は、「地球はそこに暮らしている人たち全員の名前を知っている」と聞きました。

その時に、一人一人の命に寄り添いながら生きている母のようなこの星が大好きになりました。
「地球が自分の名前を知っているなんて! 世界中の人の名前を憶えているなんて!」、とてもすばらしいことではありませんか。

私はそのことを聞くまでは、地球について深く考えたことなどありませんでした。

まったく当たり前に、いえそれ以前のことだったかもしれません。
ただ漫然と、この星からの恩恵を受けていただけだったのです。

「地球に対して、とてもかわいそうな事をしてしまった」と、その時から時々地球について考えるように意識を変えました。
するとたくさんのうれしい気付きを得ることができたのです。
私たちを愛してくれる地球からの恵みは、天体に輝く星の数ほどあるでしょう。

若葉の赤ちゃんたちを育てる朝の陽ざしや、眠りにつく人へ「ありがとう」のメッセージとなる美しい夕陽、そしてつらいとき一緒に泣いてくれる優しい雨。
これらは全てが地球からのいたわりだと、私は信じています。

それと同時にまた、悲しいことにも気がつきました。
地球温暖化や大気の汚染、海に漂うプラスチックごみ、etc、まだまだあります。

さて、これらは地球が望んでいたことなのでしょうか?

いいえ、そんなことを考えるのは悲しすぎます。
発達しすぎた文明の中で、便利さを追い求め過ぎた私たちが、個々にしてみればほんのわずかな負のエネルギーですが、地球に押し付けたことから発生しつつあるひどい仕打ち。
言葉がきついかもしれませんが、他に見つけることができませんでした。

今、地球は今コロナウイルスと闘っています。
ひとりでも多く守らなくてはと、母のようにあなたを守っているのです。
時々バラバラと音を立てて降ってくる雨は、この星の涙かもしれません。

私たちにできることは、ほんの小さなことですが、みんなで一緒に頑張りましょう。
一人一人が努力していることが、きっと大きな力を生み出します。
こんなとき、できることは、優しい笑顔と素直な心。
あなたの強く優しい心が、きっと地球クン?の免疫力を高めてくれるはず。

私も今までよりもっともっと、大切な地球を思い切り愛するつもりです!

今回のお便りはコロナウイルスが蔓延する中で、今の思いを綴りました。

     エミール




新宿御苑の桜、コロナウィルスで閉演される前 3月11日に訪れた時です。