カレンダーが5月から6月に変わりました。このひと月が終わると、一年も半分過ぎたことになってしまうわね。
そこで、年明けに立てた今年の抱負が崩れていないか、確認してみると、まずまずの達成率。
「あーー良かった!」と、とりあえず良しとする(やはり、壮大なスケールにしなかったのが功を奏しているみたい)。
みなさんの場合は、どんな進行状況でしょう?

5月が最終週にさしかかる頃から急に気温が急上昇し、夏服を着、日傘をさして外出しても何の違和感もなく、そればかりか、ずいぶん前から夏が来ていたかのようにすら思える。

あれ? いつから夏になったのかしら?

季節の繰り返しは幼年時代から体験をしているものの、冬から春、春から夏、そして秋を経て冬へと移ろっていく、その様子をいつも、いつも、毎年、毎年…。
「今年こそ春から夏へと変わる切り替えポイントを見つける!」
そう思っても、未だはっきりとした季節の切り替え地点を見つけられずにいる。
やはり、今年も気が付いたら、いつの間にか夏になっていたシリーズに、またもや魔法にかかった思い。

これも地球が自転をしながら太陽の周りを公転している証拠なのかと思うものの、やはりもう少し季節の変化を詳細に知りたい。願わくば前倒しで、来るべく季節の予兆を読みたいものだ。

と、そんな事を数年前のお便りで書いた記憶がよみがえってくる。そして、季節の七不思議を題材にしたのが、のちに「ちえの樹」で「二十四節気と私たち」の授業になった。
授業の中では一年を二十四の季節に分けて、様々な兆しを知るヒントのお話をさせていただき、日本の女子たるもの、「季節と共に美しく過ごしましょう!」を志したものだった。

魔法のように変わる季節の秘密と、次へとスライドをして行く時のサインの読み方。目印のみつけ方。
いい女は季節を味方につける事ができる!
内容はそんな感じでした。

さて、その授業に参加したOGのメンバーに加え、ニューフェイスの方々とご一緒して、ちえの樹主催、テクテク散歩に行ってきました。ところは、小石川植物園。
時は5月25日、土曜日のよく晴れた日のこと。
下調べに行っていたスタッフ(森林インストラクター)の案内で園内を時計回りに歩き、大きな木や可愛い草花との出会い。

湿地でゴーゴー鳴くウシガエルに驚き、クローバー畑が広がる木陰で昼のお弁当を広げて、おしゃべりしながらの楽しいひととき。
それから、またひと歩きをして、地元の和洋菓子屋、松右衛門さんに寄った後、白山神社に足を延ばし、それぞれがお願い事。
お願いの内容は、さて? 恋・仕事・はたまた金運か?

各自おみくじをひき、神妙な顔をしておそるおそるあけてみると!?
今から、今日から幸せ。今は慎重に。人を大切にして開運。
などなど、それぞれに天の声ありでした。

帰り道に「さて、本日はどのくらい歩いたのかしら?」と万歩計をみてびっくり。知らず知らずのうちに 10,808歩、イコール7.2㎞も歩いていた!
初めから知っていたら、果たしてこのコースを選び、こんなに歩く散歩に参加していたか? それは、当日、参加した皆さんにも聞きたいところ!
森の中、樹々と呼吸を合わせて歩いたので、疲れなかったのかもしれないわね。

参加者の中には、クスノキからふり注ぐパラパラという音に感動した、という声も。
※この音は、枯れた花びらが地面に落ちる音でしたが、ナイスタイミングでした。

以上、五月晴れの中。フィールドワークのご報告でした。また、面白い企画ができたらいいなって思っています。

もうひとつ、5月の思い出はといえば、連休中に新潟県越後広田にあるお宿に宿泊したこと。のんびりとした田園風景とローカル線の旅を満喫できました。

幼児体験の中にあるこの景色は、私の心のふるさと。すでに田植えが終わった水田には、みずみずしい稲穂が爽やかな光と風を受け、たおやかな顔をみせていました。
瑞穂の国に生まれた幸せを実感したひと時でした。

     エミール


ちえの樹テクテク散歩の様子は、スタッフ便り
https://twitter.com/116chienoki
で公開されていますので、新潟から1枚。新緑の駅で電車を待っているときです。


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