金運のタネを一粒、お財布に

このところの急な冷え込みで、マークの家の庭の植物は元気をなくし、すっかり色あせてしまいました。きっと高い山ではそろそろ紅葉や草モミジで、木々や草花の葉が鮮やかに色づく頃かなと思いをめぐらしてしまいました。

色づくといえば先日、庭の片隅で、ぷっくりと膨らんだ、また色づいていない緑色のカラスウリの実を見つけました。
カラスウリはマークが子供の頃、おふくろからおまじないを教わった植物。
遠い昔のあの頃の思い出と、今は亡きおふくろの優しげな笑顔を思い出し、少しジンときた次第です。

おまじないには、熟して赤くなったカラスウリを使います。
実を取って中を開くと、果肉に包まれた茶色いタネが出てくるので、タネを水でよく洗います。果肉のヌルヌルがきれいに落ちたら天日でよく乾燥させて……。
そのカラスウリのタネをお財布に入れてお守りにするというものです。

カラスウリのタネはよく見ると、頭に尖った頭巾をかぶり、手には打出の小槌を持って、お米の詰まった俵の上に乗っている、大黒様の形にそっくりなのです。
大黒様は言わずと知れた七福神の中の福の神。五穀豊穣と福徳円満を司る神様です。
その神様の形のカラスウリのタネを、お財布に入れておけば大きな金運に恵まれて、お金に困らないというおまじないでした。

考えてみたら子供の頃、おふくろと遊びながら教わったいろいろなおまじないや占いが、今のマークの原点なのかもしれません。
これからもおふくろから教わったおまじないや占いを、ときどき紹介させてくださいね。

それでは皆さんの幸せを心よりお祈りいたします。
チャオチャオ!
マークでした!!