突然ですが……
みなさんは自分のお誕生日を、どんなふうに過ごしますか？
好きな人とデート？
家族や仲間達とパーティー？
「誕生日」ってやっぱり、ちょっと特別な日、ですよね☆

でも…
「誕生日」ってそもそもどういう日？
もちろん、文字通り「この世に生まれた日」なんですよね。そうなんですけど、きっとそれだけじゃなくて……(@.@)そう考え出すと、私・みょんしは居ても立ってもいられず……
「星便り」で星からのメッセージを届けてくださっているエミール・シェラザード先生のもとへ!!
「誕生日はどんな意味をもつ日なのか」「どう過ごしたら、もっと幸せな自分になれるのか」etc.お話をうかがってきました。

いつお会いしても、エミールのお言葉は温かさと愛情にあふれていて、読者のみなさんのことを本当に大事に思ってくださっているのをひしひしと感じます。
今回もみなさんへ、たくさんの素敵なメッセージをいただきましたvv

エミール先生：私はね、「お誕生日」は「母の日」だと思っているの。

-「母の日」…ですか？？

エミール先生：そう。もちろん産まれたのは自分だけれど、産んでくれた人がいたから産まれたのよね？　そういう因果関係を考えると、「お誕生日」は産んでくれたお母さんの日だな、って。なぜならばね、「出産」っていうのは、現代ではそれほど危険がないようにはなったけれど、少し前は、「試練・旅立ち」って言われたのよ。史実の中でも、子供を産んだとたんに他界した、っていう記録もいっぱいあるじゃない？　「産まれてくる」っていうのは、「お母さんがあなたに半分命をくれた日」だから。だから私は「私のお誕生日」＝「私のお母さんの日」なんだな～って思うのよ。母と住む場所が違うようになってからは、自分の誕生日には必ず電話をしたり、お花やお菓子を贈ったりしていたの。

-「産んでくれてありがとう」という気持ちを込めて、お母さんが喜ぶものを…？

エミール先生：そう。それが私にとっての「誕生日」なのよ♪　自分一人が「おめでとう」って言われる日じゃなくって、両親や、この世に生まれたことに、もっと自分のほうから「ありがとう」って発することができる日かな～、と思うのよね。

-なるほど！o(^o^)o

エミール先生：ね♪　「お誕生日」っていうものがまた違う角度から見えてこないかしら？　「命のつながり」とか、「絆」とか。産まれてきたことに感謝、だよね。だって、産まれない限りnothingなんだから！

-ありがたいですね～。

エミール先生：そういう気持ちになるでしょ？(^_−)

-「誕生日」にはやはり大きな意味があるんですよね？

エミール先生：もちろん。私の考えの中では、「誕生日」って「宿命」なのよね。なぜなら、自分では変えられない日にちだから。人ってほら、あらゆる数字に囲まれているでしょ？　誕生日や、住所、電話番号…、それに例えば、みょんしちゃんと「◯月◯日の●時●分にお会いしましょう」っていうときだって。

-そういえばそうです！　ちょっと考えてみただけでも、たくさんの数字に囲まれていますね！

エミール先生：住所や電話番号、待ち合わせ時間などは、ある程度自分で選べるよね。でも、そんな他の数字とは違って、自分で選べない唯一の数字が「生年月日」。だから誕生日は大事にしてほしいって思うな。そしてその日付を決定してくれた天空との通訳が、お母さんだから。お母さんが通訳をしてくれたから、「あなたはここにいるよ」っていう証明書を手にしているの。そんな証明書を作ってくれたお母さんのことを「好きじゃない」とか「うちに帰りたくない」とかいうのは、間違っているわよね？　それに、その証明書に書かれた数字＝生年月日をひも解くと、「こういう人ですよ～」「こんなドラマがありますよ～」っていうことがすべてわかっちゃう。生年月日の中にはいろんな法則性が閉じ込められているのよ。まさに、魔法の記号！

-生年月日だけでいろいろなことがわかるのが、不思議ですね。

エミール先生：ホント不思議。占いを信じない人だって、「あと占い」として、あとで答え合わせをしてみると、該当すること、思い当たることがいっぱいだ、って言うもの。4月のおひつじ座の人と、９月のおとめ座の人って、やっぱり違うでしょ？　おひつじ座におとめ座のことを、おとめ座におひつじ座のことを言っても当たらないことのほうが多いのよ。私が幼稚園の先生だった時、最初に受け持ったクラスが３歳児だったの。たった３歳なのに、今思えば、性格が星座ごとにすでにキッパリ分かれていたわね～。

-ご自身のお誕生日には、お母様に電話をしたりお花を贈ったりする以外に、どんなことをされるんですか？

エミール先生：そうね～、お花を買ってくることもあるし、種を植えてみたこともあったわね。ちょうど自分が産まれた日ですから、種から芽が出て育って…、自分と同じスピードってわけではないけれど、「輪廻（りんね）」みたいなものが見られるの。そういえばあの年は…（思い出しながら）遅い時期の柿を買ってきたの（先生のお誕生日は12月）。その種から芽を出してくれたときは嬉しかったですね♪　今もおうちにあるのよ。５年で（腰丈くらいの位置をさして）こんなに大きくなった！

-え～っ！　スゴいですね!!

エミール先生：ちゃんと秋には紅葉するのよ♪　去年は４つ実がなったし。とってもかわいいわよ～。銀杏も早く大きくなるかな。

-銀杏もおうちにあるんですか!?　

エミール先生：鳥が持ってきたりするのよ（笑）。ツゲとかグミとか。植物って、どんどん上にのびていくじゃない？　太陽に向かってこんなふうに（両手のひらを空に向かって差しのべるエミール先生）。その姿がすご～く好きなの。だって愛おしいじゃない？　太陽に向かってプロポーズしてるみたいで。

-わぁ、なんだか素敵ですね(≧∀≦)

エミール先生：ね！　情緒的でしょ？　「風水にいいから」…なんて適当に鉢植えなどを買ってきてただ置くんじゃなくて…、なんていうんでしょうかね～…植物は生き物だからね。ライフスタイルがあるのよ。冬になったら葉を落として、越冬して春に向かう。夏の木ってすごく強気な女の子に見えるけれど、冬の木って静かなエネルギーを秘めていて、春に向かって吹き出していく、っていうファイトがある。同一の木でも、４つのシーズンで違う性格に変わるのかな？って思うの。私はほら、こうやって性格を見る職業だし☆　よく見ると、ホントかわいいのよ。


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エミール先生：お誕生日に目にしたこと、耳にしたことが、一生涯、残っていることもあるのよね。

-えっ!?　そうなんですか？？

エミール先生：私は、物事には偶然はないかな、っていう立場をとっているのね。人って、必要な情報を集めながら生きていると思うの。たとえば「ひまわり」っていうひとつの言葉に関心を持ち始めると、今までボンヤリ見ていたテレビや新聞、それ以外の身の回りにも、「ひまわり」っていう文字がたくさんあったことに気がつくのよ。周囲の人も知らせてくれるし。自分の誕生日と同じ日付の日は、宇宙と共鳴する日。だから天空からのメッセージが必ず近くにあるはず。それを注意深く過ごすか、無意識に過ごすかでまた違ってくるとは思うけれども。そしてそれは近未来、あなたを育てさせることだったり、身を守るメッセージだったりするから。悪いことにすらヒントがあるはず。

-悪いことにも…ですか!?　私…誕生日の頃に、ひどい捻挫をしたことがあるんですけど…それ…も……？

エミール先生：きっと守られたんでしょう。ねん挫をしたら行動パターンが変わりますよね？　ということは、「いつもと行動のパターンを変えてごらん」ってことかもしれない。行動パターンが変われば視点が変わるでしょ？　以前に（雑誌の）『MyBirthday』の編集後記で書いたことがあったんだけれど、「イヤなことがあったら、『せっかく』ってつけてごらん」って。

-「せっかく」…ですか？

エミール先生：そう。転んだとしたら、「せっかく転んだんだもん」って。マイナスなことがあればあるほど、「よかったよかった」って。目の前の現象をどう捉えるか、でずいぶん違ってくるの。たとえば湯のみに半分入っているお茶もね、「ああ、もうこれだけしかない」って見る人と、「まだこれだけある」って。

-なるほど。それだけでも、感じる「幸せ度合い」が全く違いますね♪

エミール先生：誕生日に何か物を買うとか、「モノ」も記念になるからいいんだけれど、「言葉の宝箱」みたいなものがあったらいいですね。今の自分が思うことを書き出してみるの。「ありがとう」と思うものや「ごめんなさい」と思うものを12コ書き出してみるとか。それを毎年つづっていったら、それは大きな宝箱になる。くじけそうなときに出してもいいだろうしね！　以前、「自分にお手紙を書く」っていうのをオススメしたこともあったかな。で、「それを３ヵ月後に初めて開けて読んでみたらどうでしょう？」って。その時に「自分への３つの約束」っていうのを書いて、３ヵ月経った時に、その約束が守られているのかどうなのか、って。内容は「約束」じゃなくても、さっき言った「12のありがとう」や「12のごめんなさい」とかでももちろんいいのよ。

-誕生日にそういうことをやるのも、なんだか特別な気がしますね！

エミール先生：誕生日で“プレゼント”っていうと、形あるものだけを想像しがちだけれど、とってもメンタリティ（精神的）なものなのよね。MyBirthdayの読者のみんなには、ぜひ自分のお誕生日に、そういうことを考える日にしてもえらえたら嬉しいですね。

一年に一度だけの「誕生日」。
まずは産んでくれたお母さんに「ありがとう」と感謝する。そして今自分が生きている、という「命のつながり」「絆」について、考えてみよう。
あらゆる出来事にはきっと意味がある。そう思うと、周りの景色が違って見えてきそう！　なんだか前向きになれる気がします。「もう◯◯しかない」じゃなくて「まだ◯◯もある！」ですよね♪　
そして「12のありがとう」や「12のごめんなさい」を書き出してみよう。
そんなちょっとした儀式で自分が変わることができるかもしれない。
「誕生日」って、目に見えないけれどすごいビッグなプレゼント、を手にできる日でもあるんですね。

私、みょんしは、エミール先生がおっしゃった「自分の誕生日を大事にしてね」という言葉を聞いて、この『MyBirthday』が雑誌として創刊された時からの願いだったことを思い出しました。

今度の誕生日はまた去年と違った気持ちで迎えられそうです♪
みなさんはいかがでしょうか？

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