弥生の空は花曇り、時々コックリ、コックリしてしまいそうになりますね。
お元気でしたか?

人は不思議なもので、大きなものを動かす時に「よいしょ、こらしょ、どっこいしょ…」と自然に声がでるものですが、このおまじない? の言葉のおかげで重いモノが持ちあがるような気もします。

試しにやってごらんなさい。
無言で重いモノを持ち上げる場合と、「よいしょ!」と気合を入れたときの重さに感覚的な差があるのでは? と思いますが…、どうでしょうネ。

しかしまあ、家のベランダにも色々な居住者がいるものです。
イチョウ、マンゴー、椿に梅、薔薇に菊とスミレ、そしてイチゴさんたち。
小笠原からやって来たタコノキ&鹿児島生まれのチェリモヤ。
さらに名も知らぬ小さな草花たち。

フォーシーズン、それぞれの当番制になっているので、今月の担当は梅の花。時々、ヒヨドリやメジロが枝に止まり、さえずる姿もまた、とても愛らしいです。
つい先日、ヒヨドリが椿の花をむしゃむしゃ食べているのを目撃して、妙に感動してしまいました。
わたしも食べてみようかなぁ…というくらい見事な食べっぷりで、あっという間に完食!

こんなのどかな日にはどんなお話をしましょうか?

ちょっと肩の力を抜いて、この頃耳にした「とか弁」に、いっちゃいましょうか!
「ごはんとかしない?」 「今日のデザートさぁ、プリンとかでいい?」
あれ…、この「とか」ってなんの意味? だって「プリンにしない?」で、いいんじゃない?(私の疑問)

そこで、興味津々の私は某女子に取材してみました。

「それって、相手へのちょっとした心遣いです。だって、ハッキリいっちゃうと強制とかになるでしょう? 相手も選びたいかなぁ~みたいな…」との解説。

おぉ! そうだったのか凄い! これは、心にほんの少しの距離を置き、配慮をする表れなのか~。
ん~、内面はとてもデリケートなのね。それに柔軟性もあるし、恐るべし「とか弁」。

そこで、その他にも「とか弁」に通じるような言葉がないものかと、考えてみると…
「…ってゆうかぁ、なんだか、ちゃらいっぽくない?」やら、「アタシ的には…」「なんか~そうみたいだよね」などなどが候補にあがりました。

言葉は社会から生まれる文化のひとつなので、時代とともに誕生したり、消えたりするものですが生き物でもあるので、うまく生かして輝かせる工夫があると素敵な道具になると思います。

「とか弁」の素敵さには大いに納得して感動しつつ、うまく使いこなさないと優柔不断な印象を与え、マイナス表示になる場合があるかも? と頭の片隅にいれておきましょう。
相手のことを考える一方で、自分の気持ちをきちんと伝える。
これはとても綺麗な表現なので、エレガントかつ美しく、賢く見えるはずです。

相手の心理状態を理解しながら、豊かな感受性の引き出しを開けて言葉選びをする女の子。
なんか春のテーマにふさわしい、自分磨きのレッスンだと思わない?

みなさんだって、私が「占いとかやってます~」「時々、原稿みたいなものを書いたり、おまじない的なこともしたりします~」なんて言ったらドン引きでしょう…。

さぁて、今月は読者の皆さんと一緒に、上手な「言葉のお化粧」を考えようかな?
みたいな )^o^(

          エミール



ヒヨドリがツバキの花ビラを食べたのを初めて目にしました。止まっているのは蕾をつけている梅の枝です。