人間関係には、新密度により距離感を変えていくというルールが暗黙の了解でありますよね。
親しい人には、密着できる距離。少し遠慮のある関係には、少し間を開ける配慮など……。

恋愛相手とはいえ交際直後、間もない頃から心の繊細な場所にズカズカと入り込んでくる人もいれば、長い交際になってもある程度の距離を保ち、その立ち位置からどんどん距離を近づけたり、無神経入り込んでくることもない。
このような配慮ができる人は、天才的に魅力的な人ですよね。

この距離は、各々のパーソナルエリアを理解し合える関係か否かという意味になりますね。
私は、どんなに親しくなっても、おまえよばわりされたくないわ!
私は、逆におまえよばわりされたいの!
と、人によりパーソナルエリアには違いがあります。いい男は、ここの辺りを実に心得ていて、交際当初であろうとも、関係が深まる頃のなろうとも、恋人の求めるパーソナルエリアを超えてはきません。

距離感が計れるか否かの代表例といえば、家電製品のお店。製品を購入にいくと店員様がていねいに商品の説明をしてくれるのだけれど、ちけーよ!って、思う事ありませんか?

近い場所でお客様に説明をするのは、お店の決まりでしょうから、致し方ないのでしょうけれど、中には同じ距離なのに、近くに感じないでちょうどいい距離感を店員様もいらっしゃいます。その違いはどこにあるの?
モテる男かどうでないかにあります。

モテる男は、体はほかの店員の位置と同じものの、顔の角度を少しずらして、お客様に息がかからないような気遣いをされています。また、口元を少し斜め外側に話してくれるから、近くで話していても圧迫感がない。
このようにお客の視点から見ていても、いい男か否かが判定できる機会は山ほどある。

交際においては、交際当初から、その気遣いができるかどうかは、二人でカウンターのお店に飲みに行けば、一目瞭然。距離感の計れない男といると、カウンターに座っていて落ち着きません。
女は、カウンターのような安定していない高さの席に座ると、どこかしら心が不安定になるから、距離感を上手に図りながら、心地よくなるようなムードつくりをしてくれる人でないと、安心できないのですよね。

長い交際、ましてその先に進む結婚を考える相手には、ぜひとも距離感の計れる人、あなたのパーソナルエリアを察してくれる人を大前提にしましょう。その上で、ちょうどいいさじ加減で近くにいてくれる人ならば、将来の幸せは手堅く保証されていることでしょう。

たかが、距離感。されど距離感。
パーソナルエリアを察しあえる同士と、よりよい交際をしていきましょうね!