実話! 母は見た!! 幼い娘が犬神に……

皆さん神社で時々見かける狛犬をご存知ですか?
こちらは守り神様です。

では、『犬神』と言うのをご存知でしょうか。「いぬがみ』と読みます。これは神様でもなんでもなく、いわば怨念が凝り固まったもの、と言えるでしょうか。人の持ち物をうらやんだりねたんだりしたとき、相手に憑りつくものを『犬神』と呼び、憑りつかれた人を「犬神憑き」と呼ぶんです。

ネットでちょっと調べたところ、日本の中でも、西のほう、たとえば中国四国地方、九州の一部なんかに犬神憑きの言い伝えがあるようです。お狐様を祀る『稲荷信仰』とは全く異なった、土俗の信仰なのかな? とにかく、私の故郷である広島が、今回のお話の舞台です。

これは私の母が、幼い頃に体験した実話なのですが、とある村人の娘が、犬神に憑りつかれたそうなのです。その娘の家は農家でした。ときは太平洋戦争真っただ中。物資が圧倒的に不足していた時代です。特に町に住む人々は食べ物がなく、ひもじい生活を送っていたそうです。

そんなある日、「食料を分けてほしい」と、ある町の人がその村人の家にやってきました。農家ですから農作物が家には豊富にあります。その農作物と、着物を交換してほしいと町の人は言うのです。差し出された着物を見ると、非常に高価なものだと一目でわかるものだったそう。そこで村人は着物と引き換えに、食べ物を渡しました。ところが、これで取引成立、一件落着……とはいかなかったのです。

その翌日、村人の幼い娘が、いきなり四つん這いになり、犬のように吠え始めました。幼いといっても、もう走り回ったりできる年齢。四つん這いになるのは、明らかにおかしいです。その様子を見た別の村人が、「拝み屋のとこへ、すぐに行ったほうがええ」と助言しました。
拝み屋というのは、当時、どこの村にもいた、占い師兼霊能者のことで、失くしもののありかを言い当てたり、お祓いをしたりするのが生業でした。

村人はさっそく拝み屋を呼び、四つん這いで吠えて回る娘を見せました。
すると、「これは、犬神憑きじゃ」と断言。「最近、人から何かもらわんかったかね?」と聞きます。「もろうた。高そうな着物を、町の人にもろうたよ」と村人が答えたところ、「それじゃ! 着物をすぐに返しんさい。じゃないと、治らんよ」と答えました。
村人は血相を変えて家に戻り、着物をタンスから取り出しました。ところが、驚いたことに、ひどい虫食いのような穴が開き、着物がボロボロになっているのです。
「これじゃあ、返せんわ」と途方に暮れていたまさにそのとき、元の持ち主であるあの町の人が、ひょっこり訪ねてきたのでした。

「着物を返してください」「じゃけど、この状態じゃあ……」「ええです、返してください」。そんなやり取りがあり、結局着物を返したそうです。そうしたら、拝み屋の言ったとおり、幼い娘は元に戻ったのです……。

この不思議な話、今から80年近く前の出来事なのですが、にわかには信じられないかもしれませんね。けれど、私の母は一部始終を見ており、今でも鮮明に覚えていると言うのです……。

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