さて、勇気を出したバレンタインデー……、心に期するものがある読者の中には、ホワイトデーまでのあいだ、なんとなく落ち着かない気分の毎日を過ごしている方もいらっしゃるかもしれませんね。

でも、ホワイトデーが来るまで、ずっと落ち着かない気分を抱えて運を天に任せているだけでは、物事はなかなか進展しないもの。
自分の気持ちに自信があり、相手の心を動かしたいのなら、バレンタインデーからホワイトデーまでの１か月間が勝負です。

僕はこれをＶＷマンス（バレンタインデー～ホワイトデー月間）と名付けて、とても大切な時期だと考えています。

僕はかねてから恋活の相談の際には、「告白は２回するもの」と言ったり書いたりしてきました。１度めは「好き」という気持ちを知ってもらうため。
相手はそのことで、あなたを意識して注目し、これからどう付き合っていこうかと思案し始めます。もちろんお互いに想い合っていれば、すぐに恋愛に発展していくでしょう。

しかし多くの人は、胸の内を大好きな人に告げることができたという、ただそれだけで舞い上がってしまいます。
ハイテンションになっているので、相手から良い返事が来るものと思い込み、妙に馴れ馴れしく接してしまったり、どことなく良い返事を催促するような態度を取ったりすることもあるようなのです。

そんなときに相手が期待通りの反応を示してくれないと、今度は嫌われたのではないかと思い込みがち。そして、事態を悪化させないようにビクビクしてしまうのではないでしょうか……。
でも、それでは、この大切なチャンスをみすみす逃してしまうことになりかねません。

あなたに取る態度がどうあれ、相手はこの時期、あなたを意識しています。だからあなたは自分の魅力はなにかを自覚して、相手に好印象を与えなければなりません。

ＶＷマンスで大切なのは、告白相手だけでなく、周りの人たちにも気遣いや優しさを示して、あなたの魅力をアピールすること。
もし脈があるなら、普段よりあなたを意識しているであろう相手に、あなたの魅力が伝わるはず。そして、ますます好意を抱くようになっていくでしょう。

相手に好意を抱いてもらえたと感じたら、今度は確認の告白です。
３月14日の少し前に、「私のことを好きですか……」と聞くのです。
相手はあなたに好意を持ち始めているのだから、「好きだよ」と答えてくれるはずです。

そう、バレンタインデーで伝えた気持ちは、ＶＷマンスで育てる必要があるのです。
その効果を確かめるきっかけにちょうどいいのがホワイトデーなのです。

相手の好意を育てるためにがんばったけれど、でも色よい返事がもらえないのでは？　と心配ならば、ホワイトデーのとき、相手に会ったら、その人の利き手と反対側に立つようにしましょう。

人間は利き手で敵を攻撃して、逆の手で身を守ります。
だから利き手側に立つということは、無意識のうちに相手に警戒心を起こさせるのです。そして逆側、つまり防御の側にいる存在に対しては、無意識に守ろうとするものなのです。

手をつないだり腕を組んだりしているカップルの場合、守られる立場の人はたいてい相手の利き手の反対側にいます。
だからこのポジションを意識して相手に返事を求めれば、あなたを守る気持ちが相手に働いて、冷たい反応はできなくなるはずなのです。

それではＶＷマンスのあいだ、あなたに幸せがいっぱい訪れますように!
ハッピーホワイトデー！　恋の成功を祈ります。

チャオチャオ!
マークでした……

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