三浦海岸駅からゴトゴト、バスに揺られて畑の中のバス停に到着すると菜の花と磯の香りのスプリング・スペシャルブレンド。
そよ風に誘われて大根畑の中をゆっくり歩いてゆくと、今度はキャベツ畑を発見。
地元の人たちが汗を流しながら収穫をしている姿を見て、大地の恵みはありがたいなぁと幸せな気持でいっぱいに・・・。
畑の横を抜けて海岸へおりる小道

でも、お腹がすくのは止められず、そろそろ何か食べたくて、思わず大根かキャベツを譲って貰い豪快サラダもありかしら?
と一瞬思うもののさすがにそれは、大胆すぎるし、と畑の道ばたをみれば、あった、あった、ありましたよ。
見つけたものは、ノビルです。
(ヒガンバナ科ネギ属の野草で、ワケギにそっくり)

早速一掴み摘んで、アウトドア・クッキングの始まりです。
まずは、お湯を沸かしてお餅とエノキダケをゆでます。
そこに調味料少々。
お餅が煮え始めたところで細かく刻んだノビルを入れると、お雑煮ならぬ野雑煮のできあがり。
よく噛みしめると苦みと甘味の奥にある野性味があって、最近ケミカル食ばかりで居眠りをしていた心身に心地良い刺激がありました。
これで、少しはデトックスになるのかも?
海岸で野雑煮クッキング

自然界からのレシピ提供に感謝しつつ「ごちそうさまでした」の後は、潮の引いている岩場の海岸をハイキング。
立ちはだかる高い壁のような岩場もあって、太古の歴史の中で姿を変えてきた海辺の景色に大きなエネルギーを感じました。

さて、ラッキートピックは、途中でニャニャーーンと声がするので、ジッと目を凝らすとネコを発見。
キジねこさんは毛の色と柄が石の色と擬態していたので気がつかなかったのです。
「おいで~」
呼ぶと可愛い声で鳴きながらスリスリしてきたので、抱っこして記念写真を撮りました。
可愛いでしょ?
ネコさんに出会ったのは城ヶ島です

この子、写真映りではややきつめの表情なのですが、とっても性格が良い子でした。
家に帰ってから、ウチの子に話して聞かせたのですが、ヤキモチをやいてそっぽを向かれてしまいました。
ネコさんは嫉妬深いのかしらね?

カモメさん達に送られながら元きたルートを戻り三浦半島をあとにしましたが、思い出に残るステキな一日でした。
それにしても、古典の授業をもう少し熱心に聞いておくべきだったかなぁと少し後悔。
何しろ授業中は、教科書を枕にしての「枕の草子」でしたからねぇ。
先生に申し訳ないことをしたものだと、ただ今猛省中です。

二十四節気では、4月4日頃に「清明」を迎えます。
清明とは「清浄明潔」の略語ですから、この期間には万物に清らかな気が満たされています。
みなさんも清らかな気に触れながら、気持ち良く毎日を過ごしてゆきましょうね。

では、また5月。
今度は、どんなお便りをお届けすることになるかしら?
みなさんも近況のことを教えてくださいね。

エミール
しばし潮の香りを満喫

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