さて、始まりがあるということは終わりがあっての事。
そんなわけで時計を去年の12月に戻してみると、お誕生日にバレエ「くるみ割り人形」の観劇に出かけていました。
二階席から眺める舞台は、ステージの上に様々な色が乗っているパレットみたいに美しく、メロディに合わせた舞踏が花のようでした。
それにしても、何故?どうして?バレエはセリフがないにも関わらず、踊りのなかから話声が聴こえてくるような気がするのでしょうか?
全身を使った舞踏は、会話より饒舌なようにすら思えてしまいます。
そういえば、海外に出かけた時にいよいよ会話が通じなくなると、最後の切り札に出てくるのは「えーーい。天下の奥の手!」とばかりに、オーバーなジェスチャーと苦しまぎれな日本語。
……なんと! これが案外通じたりしてビックリ!
ということもありますから、身体全体から出てくる言葉は万国共通なのかもしれませんね。

年末はといえば、もう、原稿書きの“わんこそば”状態……。
あーー、ようやく、一本終わった~ヤレヤレ、と思う間もなく「ハイ、次!」カパッ!
といった感じで、またもや、お椀の中には原稿が……。
12月の3週目には、さらに年賀状の準備もセットになってきたのでメチャクチャな日々が続いていました。
大掃除は小掃除くらいでゴメンナサイをして、“ホコリ高き我が家”での年越しになっているのが、いつもの年の習わしです(掃除・片付けをしていると何故か懐かしい想い出の本や切抜き・写真等が出てくるので、古新聞の上に坐って熟読タイム。これでは、永遠に片付きっこありませんよネ)。

日本よりもずっと北にあるヨーロッパの冬は、一面の銀世界。
夜ともなれば身体が芯から冷えるので、リンゴ酒や焼きリンゴを作ると言われています。
アツアツの焼きリンゴをフーフーしながら、シナモンやローズゼラニュームの葉をまぶして食べる冬の夜を、ジッと見守る星たちの輝を想像しただけで心が温まります。
焼きリンゴは、オーブンに入れてしわしわになった頃が、食べ頃です。
あなたもチャレンジしてみてくださいね。

私の冬のお気に入りは、ジンジャーティや柚子茶です。
仕事が一段落をして、ホッとする夕方のひと時。
少しづつ傾いていく夕陽を眺めながら暫し心を休ませます。
呼吸を「吸う」「吐く」に集中していく瞑想の中、気持ちの汚れが消えていくのを実感することができるのです。
例えて言えば自分の呼吸を意識することで、命との対話をしているような感じでしょうか?
自分のことを大切にいたわってあげましょうね。
自分を愛して大切にできれば、お友達も家族も、これから出会う今は見知らぬ誰かのことも、きっと、いいえ、絶対に大切にできますから!


     エミールより



我が家から見えた夕暮れです。2017年の冬至が近づくころでした。