年が改まり気持ちのリセット装置を働かせ、“今年こそ!”と、はやる気持ちで立てた計画。果たしてその達成率は?と、年末に答え合せをしてみたら約6割くらい達成していました。
が、……ひと月、3か月、半年と時を重ねていくうちに遂に挫折したことは「早寝・早起き」、「毎日の柔軟体操」、「毎月3冊以上本を読む」と、つまり意思の強さを必要とし継続性に問題があるものばかり。
でも「毎月、たとえプチでも良いので旅行をする」、「外出する時には、絶対にオシャレをする」、「野に咲く花の名前をたくさん覚える」といった、レジャー&楽しい系のことは難なくクリアをしていました。
そうか~、人はやはり楽しいことは続くという法則に従って生きているのかぁって。改めてそう思ってしまいました。忍耐力や意思の強さを発揮することで達成する、願い系を成功させるためには何か一工夫必要がいるみたい。
はて……、さて……。

しかし?果たして?と、リビングでゴロゴロしながら考えること15分。そもそも、大切な事を考える姿勢がこんな風だと先が思いやられますよね。(>_<)
突然、ストンと得心がいったので、急いでここに書き置きます。

その極意はね、忍耐やかなりの努力を必要とする計画や願い事、思いは達成した時に、“もれなくご褒美制”にしてみたらどうかなぁって事なのです。

まず、人は辛いことよりも楽しいことが好き。しかし、大抵の人は、辛いことや自分との戦いを続けた結果、叶ったことの方に高い価値を見出す。
とはいえ、辛いことは避けて通りたい。
がしかし、今年こそ、挫折はいやだ。
頭の中の大混乱を整理したところ、以下の方程式になりました。ひとつの例ですよ。

1.新年に楽しい系と辛い系の誓いを立てる
2.難しさによって成功率を想定する
  辛い系  :  50%   
  楽しい系 : 100%
3.ご褒美率を考える
 「ご褒美率」=「1.0」÷「成功率」
4.ご褒美の大きさ
 「辛い系ご褒美率」 =2.0
 「楽しい系ご褒美率」=1.0
5.比較した結果
 「辛い系ご褒美」は「楽しい系ご褒美」の2倍

つまり、成功率が低い(困難な目標に向かう)ほど、ご褒美率が高くなるというわけ。ご褒美率とは、満足感とか達成感と同じことですよ。

というワケで自分に負けそうになった時には、「そうだ!ご褒美がある。負けるモノか!」と発想を切り替え、辛い課題とご褒美を入れ替えて頑張ってみるのです。単純な事にこそ真理があるのは永遠の条理。
さぁ、目標を立てたらご褒美も決めておきましょう。達成と共に味わう勝利の勲章はただ単に“欲しいから、してみたかったから。”という理由よりも、素敵な輝きがあると思いますが。どうかしらね。

さて、2019年、私の自分との約束は、新しく創刊されるマイカレンダーに楽しい企画をたくさん考える事。
お庭を花いっぱいにすること。
毎月2冊は本を読むこと。
ピアノを上達させること。
早寝、早起きをすること等々……(後半の方はやや怪しい?)。
ご褒美には、大きな花束!
でもこれは達成率7割以上でないと受けとる資格なしにしておきましょうネ。

さぁ、年明けです。今年も強く、優しく、逞しく! しなやかな気持ちを失わずにいきましょう。

   エミール



写真は年末に西伊豆に出かけた時のものです。海に沈む夕陽がひときわ美しく、自然に手を合せてしまいました。



もう一枚は、12月に山形からやって来た子ネコのラキちゃん。里親さんが、ラッキーキャットなのでラッキーを縮め、ラキにしたのだそう。


郵便箱の下で鳴いていたところを保護されて、縁の糸にたぐり寄せられて東京へ。この子がいた所が雪で覆われるまでタッチの差でしたから、やはり強運な子ですよね。