それはね、ずーっと、待ち続けていた「マイバースデイ」の姉妹版ともいうべき「マイカレンダー」の創刊が来春に決まったことです。

マイバースデイの「毎月・毎日の運勢」担当になって以来、20年ほど同じページを担当して、時々、特集を書かせていただき、そして更に「妖精の国へようこそ」シリーズで単行本も出させてもらいました。その後、モニクやプチ・バースディ、ミスティが誕生して、とっても賑やかな時代がありました。
それらの全てが、私にとっては懐かしい宝物です。もし、マイバースディとの出会いがなければ、皆さんとの出会いもなかったかもしれません。私にとってのマイバースディたちは、20代~今日までの時間の中で殆ど、といっても言いすぎではない時を占めているのです。

人は時の流れの中で成長をしていくものですが、私に成長の機会をもたらしてくれたのはマイバースディや読者のみなさんとの出会いでした。時には皆さんと一緒に悩み、考えたこともありました。有志で新宿御苑に集まりお散歩をしながらいろんなことを話し、みんなで広げたお弁当の事。
何気ない日常的な風景の中に、みなさんとの友情が織り込まれた今、こうして迎えた2018年の最終月は何か特別な贈り物を貰ったときのように幸せに包まれています。

前ふりが長くなりましたが、11月は本当に嬉しく・楽しく・心が熱くなるひと月だった・・・。
それは、私の小さなベランダのお庭で山茶花の花がいっせいに咲き始めたこと。
枯れてしまったのかしら? と思っていたパイナップルの木の横から、逞しい芽が吹き出してアッと言う間に葉が開くくらい大きくなったこと。
箱根まで出かけ、始まったばかりの紅葉に自然界の法則を目にし、改めて四季の移ろいの素晴らしさを感じたこと。

その時に思いだしたのが鈴木大拙著作の中にある「日本的霊性」で、「霊性の奥の院は、実に大地の座にある」という部分。
「大地は急がない。
春の次でなければ夏がこないことを知っている。
それで、人間はそのことから物には序があることを学ぶ。
辛抱することを教えられる。」
鈴木大拙は明治生まれの仏教学者で、「禅」を海外に広めた人です。

秋がきたから紅葉を見にいこうと単純に考えての外出だったものの、夏の次に急に雪景色の中にいくわけではないし、夏から春へと逆行をすることもあり得ない・・・。
地球の自転と太陽の公転の関係で,秩序正しく移ろいを見せる大地の法則に、「焦らない・急がない」のアドバイスを貰った思いでした。

日暮れが早くなってくると何となく・・・あせっちゃう。バタバタしているうちに一日が過ぎちゃった・・・ということもありがちですが、慌てずにゆっくりと12月を過ごしましょうね。
 
私は12月のひと月間の間に、本を三冊は読んでみたいと考えています。歴史・科学・音楽史など,占いには直接関係ない本の中に飛び込んでアングルを変えるのも、行く年・来る歳を繋ぐ過ごし方のひとつかなぁと・・・。

みなさんの年末・年始のご予定はいかがですか?
2019年の恵方(歳徳神)は甲の方向、寅卯の間(東北東)です。お家を基準にして,東北東にある神社に初もうでに行ってみるものいいですね。
気学の上からは、この方位は来年、暗剣殺が回るのでNGとしますが、私は神仏に対する崇高な思いがあれば、暗剣殺をおそれることはないと思っています。

さて、本日は只今より本棚の整理と机の片づけといきましょうか? きっと、途中で興味あるものを見つけて、整理の方は後まわしにしてハマってしまいそうですけれど・・・ね!

風邪をひかないようにして、元気で良いお年をお迎えください。

     エミール



このモミジは、小石川植物園、11月末のひと時でした。



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