6月末日の消印に間に合うかしら(つまり、締め切りに間に合うかしら)?
こんな状況になってしまったのは、ひとえにタイム管理の悪さ故……、反省の反省の、そのまた反省~(>_<)

しかも、そんな状況の時に限って良いテーマが浮かばず、更に焦りも加わりジタバタ…、本日、絶不調也。
そこで、大昔に書いた「溺れ泳ぎ」のエッセイを後で付けておくことにして、ともかくも6月の事を中心に筆を進めてみますね(この心境を是非ともみなさんにも身につけてもらいたいお薦めもの。もちろん、自画自賛には違いないものの)。

感慨深いことと言えば、一年前の6月には、
「一命にかかわります」。
この医師の一言で緊急入院して大騒ぎをしていましたっけ…。
太陽が夏至を通過する頃になって、ようやく先行きのメドがたち、ホッとしたというよりは、半ば「あとは野となれ山となれ」のような気持ちになっていました。
人間の不思議さのひとつに、大きなアクシデントがあると暫くは不安で胸が押しつぶされそうになり、夜も眠れずに過ごしているものの、暫くするうちに再び心の中から太陽が昇ってきて…、というのか居直って、「まっ いっか!」的な感じになってしまうものがあると、つくづく感じています。

とは言え、始めの段階でいきなり診察の後、胸にドレーンを入れる処置が始まったものの、「あーー、死んじゃうのかも~」程度の臨場感しかなかったのは事実で、人生における珍事のひとつくらいに思っていました。
人はあまりにもスピードが速い展開になるとどこかで、思考回路がショートしてしまうのでしょうね。
ところが、一旦、落ち着いた後の二日間。この時間が一番難関でした。
つまり中途半端な情報で頭が占領されてしまって、不安係数がどんどんエスカレートして、かなりテンションが下がりました。なまじ知らない時の方が「知らぬが仏」とばかりに、元気だったりするものです。
時は梅雨時期。
一向に降りやまない雨を恨めしく眺めつつ、イヤーな予感がヒタヒタとおし寄せてきて、さてここで辞世の一句と遺言状を作っておいた方が良いかも?とか、「ピピごめんネ。お母さんはいよいよ、ダメらしいワ。」ウルウル(涙)   
そんな風に、気持ちはどんどんマイナスに傾いていきました(ピピは当家のネコ ♂4歳です)。
さて、4日目も過ぎた頃でしょうか。
逞しくも「まっついっか!」心理がやってきて、「そうだ、締め切りに間に合わないから原稿を書かなくちゃ。」とばかりに仕事のことを思い出し、天文歴をながめていました。

時の流れは、人の気持を変える。
この時ほど痛切に感じたことがありませんでした。
今、心のお部屋にザーザーと大雨が降っているあなたは、時の流れに身をまかせてごらんなさい。気持ちの中から必ず太陽が昇ってきますから。

実体験の中からの想いです。
そこで、今を生きているあなたに、これからもっとより良い人生を送るヒント。
「直感力を養いましょう。」
具体的には、頭ではなく身体で体得しましょう。もっと、詳しく言ってしまうと「あ!」と思ったこと、あるいは「暴力的なかたちで飛び込んできたエネルギーをキャッチする」とでも言うのかしらね?
そんなことが、後になってから直感力の原動力になったりするものです。
ですから、そんなとき、不安やマイナスな感覚として迎えることを決して恐れないでください。

自然界や生物としての人間には予期しないことがおこります。あらかじめ身構えることが出来ないとき、自分の中に飛び込んできた“異物”である怖れや不安。
体験したことを身体的にノートに書き残しておきましょう。
直観力が身について、いつの間にか判断を間違えない体質ができあがります。大きな危機にぶつかった時、回避できる柔軟さが知らず知らずのうちに出来上がっているからです。
言いかえれば、正解はひとつだけ、という概念から解放されたとも言えるでしょう。

さて、7月も後半になると梅雨があがり、夜には美しい夏の星空を見ることができます。
蠍座のアンタレスやほどなく地球に大接近する赤々と燃えるように見える火星。旱星(ひでり星)とは、炎暑に眺める天体のことをさす季語のようです。
燃えるような夜空からエネルギーをもらいましょう。

★ミニ知識
暑中見舞いを用意しているあなたは、大暑から立秋の間に出しましょう。
二十四節気的には、小暑(7月7日頃)からすでに暑中見舞いの季節にあたりますが、小暑の頃はまだ梅雨の最中で実感がないので、お天気と相談しながら少しずらします。

お便りはこれで筆をおきますが、この後に続く“溺れ泳ぎ2”も読んでみてね。きっと、今の私の心境が手にとるようにわかるはずよ。

では、また!
          エミール



ピピは練習してると、毎回必ず話しかけてくるのです。「お母さん、早く上手になってね」かな?



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