今回のテーマは、便秘! 名づけて、“BP”(びーぴー)。便秘!と大きなタイトルにつけるのは、乙女的にど~かなと思って略称してみました。女性にとって、便秘は最大の敵! 便秘をすると、お腹はポッコリ張るし、肌はアレちゃうし、気分もイライラ…。わたくしマルタの周りにも、悩んでいる女性がたくさんいるんです。その中でも編集部のM美さんは頑固も頑固!

【M美の頑固プロフィール☆】     
排出日程:3日に1回         
便秘最長期間:1週間~ (#@3@#;)
カタチ:コロコロ気味         
色:焦げ茶☆             

という、あまりかんばしくない状態…(#´3`#;)オーノー! おせっかい健康オタクのマルタとしては、ほおってはおけません!(#`◆´#;)
便秘に悩む女性に向けて、“BPプロジェクト”を立ち上げたいと思います! ちなみに、わたくしマルタはというと…毎日、快腸なんです!
そんな私が、やっている解消法のひとつ、それは、
「朝起きてすぐに1杯の水を飲む」

という、なーんてことはない方法です。でも、これがすごくイイんですっ!
と、どんなに私が力説したところで、その良さはご理解頂けないですよね☆(#・∨・#;) そこで、水の研究の第一人者・松下和弘先生のところへ取材に行って参りました!

便と水との関係は親密☆だった!

●マルタ
先生ー!“朝コップ1杯の水を飲む“と“便が出る”とは、何か関係があるんですか

●松下和弘先生の回答
理由その1)
便の80%は水分でできている!
当然です! 便は固形物ですが、80%は水分なのです。それなのに、水を飲まなかったらどうなりますか? 便に水分を含めないですよね。水分が足りないと、俗に言うウサギの糞(ふん)になってしまうんですよ。
理由その2)
女性は、男性より体内水分が5%少ない!
それと、もう1つ。成人男性の体重の約60%は、水分なのです。しかし、成人女性の水分は55%。男性より5%少ない。女性の場合は、その分脂肪が5%多いのです。

なぜ女性は脂肪が多いのかというと、子供を産み育てるためのエネルギーとして蓄えているからです。

水分が5%も少ないのにもかかわらず、水分摂取しなかったら便秘になりますよね!

結論
女性はより水を補給しなければならないし、便秘解消には水なのです!

気をつけてほしい!こんなBP解消方法

1)便秘薬
よく、便秘を薬で解消しようとする人がいるでしょ。薬に頼る排出は、自然じゃないですよね。それが、習慣になってしまってはいけません!
2)にがり
便秘薬というのは、マグネシウムが入っています。マグネシウムというのは、下剤なのです。

そうすると、一時流行った“にがりダイエット”。あれも、塩化マグネシウム。つまり、多く摂りすぎれば、下剤と同じことになってしまいます。
過剰摂取する人が増えたものだから、厚生労働省が異例の成文を出しましたよね。あれは、食品として薄めて食べるもの。便を出す目的で、過剰に摂取するのは良くありません!

3)硬度の高い水

あと、ダイエッターに人気の硬度の高いミネラルウォーター。水の硬度というのは、カルシウムとマグネシウムの量で決まるんですね。で、マグネシウムが多いということは、ガブ飲みしてしまうとお腹をくだす。そんなやり方で排便を促していては、ただやつれるだけで健康的ではない!

飲むなら軟水で充分。日本の軟水は、身体の中にある3000種類の酵素の力を、120%以上も発揮させる世界一の水なんです。

以上3つの便秘解消法は、なぜ気をつけなければいけないのかというと、
人間の身体というのは恒常性(※一定にさせる作用)の維持機能があります。

つまり、何かに頼ってしまうことで、身体が習慣化してしてしまう。それがないと便が出なくなってしまうのです。

一番、自然なのは、便の水分を70~80%にして柔らかくしてから、排出すること。

結論
そのためには、水! 水は、自然な排出力を養ってくれます。

踏ん張らなくてもいい身体になる!水の量

便をスムーズにするためには、起き抜けに、コップ1杯の水を飲み、さらに1日に最低コップ5杯は飲んで欲しいですね。コップ1杯がおよそ220mlぐらいだから、5杯で1リットルくらい。
10杯(約2リットル)飲むと、間違いなくダイエットができますよ。自分の好きなモノを食べても大丈夫。水を飲むことで、脂肪の分解・代謝を促進しますからね!

復習
1条  起き抜けに1杯の水を飲む!
2条 1日最低、コップ5杯は飲む!(約1リットル)
3条 10杯(約2リットル)飲むとダイエットに!

おまけ☆
腸がキレイになるだけじゃない! お肌までもキレイにする!

たっぷりと水分を摂ることで、ダイエットができるだけではなく、肌も美しくなりますよ。飲んだ水が肌に浸透するまでにかかる時間は、約10分。皮膚組織は内側から作られている。だから、究極の化粧品は飲み水なのです!
逆にその水分が減れば、細胞組織が固く乾燥してしまい、ハリやみずみずしさが損なわれてしまいますよね。それはつまり、

水が減ること=(イコール)老化なんです。

不老不死がテーマということですが、私も死にたくはないけれど、生き物はいつか死ぬものですよね…。でも、水を摂ることで、腸を元気に肌をみずみずしくしていられる。そうやって、身体が老化していくスピードをゆるめることができるんです。肉体的に若ければ、年齢なんて関係ないんですよ!

結論
だから、水を摂って、いつまでも若々しい身体で生きたいですよね。


イラスト/エツ子の胃袋