「吊るし(ハンガーにかける)」と「たたみ」を区別する!

ショップに行くと、ハンガーにかかってる商品と、たたんである商品がありますよね。実は、このように「たたみ」と「吊るし」で分けるには、洋服によってそれぞれ適したディスプレイの仕方があるかららしいのです! 

「吊るし(ハンガーにかける)」のほうが適している服

→コート、ジャケット、ワンピース、スカートetc.
肩パットが入っているような肩の形がしっかりしているものは、たたんでしまうと、しわや折り目ができてしまうので、生地がしっかりしているものはできるだけ吊るしましょう。基本的には、何でもハンガーにかけると良いのですが、スペースをとってしまいますよね。それに、ハンガーにかけてはいけない洋服もあるのです!

「たたみ」のほうが適している服

→ニット、生地の薄いカットソーetc.
カギ編みのニットや伸縮性のあるカットソーetc.は、ハンガーにかけると、自身の重さで変形してのびてしまいます。こういうものはたたんでしまうようにしましょう。生地の薄いTシャツなども注意が必要、とのこと!
また、お花の飾りが付いていたり、スパンコールが散りばめられているようなデザイン性高いアイテムで、のびやすい生地のものは、
→「すべり止めハンガーで、のばさないように吊るす」
の方法をとると良いらしいですよ。

つまり、私ミユがたどり着いた結論は、

↑のように、上手に「吊るし」と「たたみ」で分けて収納すれば、お気に入りの洋服たちは、キレイなまま収まるということです!
でも、キレイにたたむのってニガテ・・・。うまくたたむ方法があればいいんだけど・・・。ん? って、あるじゃないですか、お手本が!
それが、店員さんの「おたたみ」です。

ショップ店員「おたたみ」のワザをモノにする!

店員さんが商品の洋服をたたんで店内をキレイに整頓することを「おたたみ」と言うそうです。これを習得してしまえば、うまく片づけることができるんじゃないだろうか・・・! と、いうことで、「おたたみ」のプロ、ショップ店員Mさんにお話を伺いました!

キレイにたたむ基本3原則

その1 できるだけ平らな場所で!
Mさん「店員さんが、よく立ったままたたむ姿を見かけるかもしれませんが、実際は平らな場所のほうがキレイにたためます。無理せず、床か何かの台の上でたたみましょう」

その2 しわができないサイズで統一!
Mさん「だいたい雑誌1冊くらいのタテ長にたたむのがベストです。これは、タテが自分の身体の鎖骨からおへそまで、ヨコが自分の身幅くらいになり、一番しわが目立たないサイズなんですよ。着た時のことを考えて、一番目立つ部分には折り目をつけないように、気をつけてくださいね」

「自分の身体に直接合わせると、同じサイズになりますよ」byMさん

その3 かさばらないように、薄く広く!
Mさん「厚みが出ると、収納する時かさばります。できるだけ薄く広くを心がけてたたむと、コンパクトに収まるうえ、見栄えも良くなるんです」

なるほど、なんだか片づけベタな私にも、できる気がしてきました!
ではここからは、私ミユが実際にレクチャーして頂いたことを、
ご紹介したいと思います!!

カットソー&シャツのたたみ方

これが、基本のたたみ方になります!
1.まず洋服を裏返します。

2.洋服のヨコ部分を折ります。このサイズの間隔がつかめない人は、雑誌を1冊はさみ、それを包むようにたたむと、だんだん大きさを統一させられますよ!

3.そしてスソを持ってたたみます。この時、スソを1番上にピッタリ合うようにまっぷたつに折るのではなく、正面から見てはみ出さない程度に少しズラして折るのがコツ! 正面から見た時、とてもキレイですよ☆

4.形が崩れないように、裏返したらでき上がり♪


また、リボンなどの飾り付きのものは、ほどいてしまい込むと、結び目のあとがつきません!

そでのあるカットソーやシャツは、かさばらないように互い違いに折るのも手。

インナーのたたみ方

少しコンパクトにたたみます。
1.カットソーと同じように、洋服のヨコ部分を写真くらいの幅になるように折ります。

2.そしてスソから三つ折りにします。

3.ストラップはダラッと出さずに、中に入れ込むのがコツ。見栄えも良く、タンスにキチンと収納できます!


インナーは、カットソーの雑誌1冊分の大きさより小さめに。[1]と[2]の写真のように、バストトップの幅になるように折ってから三つ折りにすると、タンスにコンパクトに収納できる&しわも目立たない、みたいですよ☆
パンツのたたみ方
このテク1つで、パンツはオールOK!
1.まずボタンもチャックも、全部外しておきます。こうしたほうが変にヨレたりしにくくなります!

2.パンツのセンタープレスのラインに折り目が入るように、ウエスト部分で合わせます。この状態で、はさむタイプのハンガーにかけても◎。

3.そして平らなところにおき、半分に折れば(長いパンツの場合は三つ折りに!)、でき上がり♪

※ア 
パンツをたたむ時は、優しくなでるようにして整えましょう。細かいしわを伸ばせます。

※イ 
ハーフパンツは二つ折り、長いパンツは三つ折りで、ちょうど同じ大きさになります。


ニットのたたみ方
ニットは、できるだけかさばらないようにヨコ長にたたむのが、理想!
1.ニットの両そでを折ります。横からはみ出す部分は折り込んでください。(★A)また、リボンの結んであったり、飾りがある場合は、ゆるめたり取り外したりして、できるだけ平らになるようにしておきましょう(★B)。

2.[1]で両そでを折る時、(★A)の肩幅が同じくらいになるように折ります。ニットはかさばりやすいので、肩まで折り込まないようにしましょう! そしてその幅に合わせて広がったスソ部分を折ります(★B)。

3.スソを持って半分に折り、形を整えてください。形が崩れないように丁寧に裏返せば、でき上がり♪

[2]の★A&★Bのように、形をそろえることで、「広く&薄く」のたたみ方が実現!
まだ、冬服をしまっていない人! ニットはこのかさばらないたたみ方、で収納していきましょう!!

コート&ジャケットのたたみ方
コートやジャケットなど肩パットが入っているような、肩の形がしっかりしているものは、ハンガーにかけるのが基本。でも、あまり着なくなったものや、旅行でカバンに入れて持ち運びたいって時もありますよね。そんな時のために、形のくずれにくいたたみ方を覚えておきましょう!

(こういうコートって、どうたたんで良いか、わからない・・・) by ミユ
1.ボタンやチャックは全部留めて、付属品のベルトは最初に取り外しておきます。そして、裏返した状態にします。

2.次に腕の部分をたたみます。この時、しわや形崩れを防ぐために、肩は折り込まないように注意してくださいね。

3.[2]の肩幅に合わせて、広がっているスソ部分も折り、三つ折りにします。

4.そして付属品のベルトと一緒にしておけば、ほらこんなにコンパクト!

旅行への持ち運びも、なかなか着なくなったタンスにしまう時も、これでカンペキッ!!

さてみなさん、ショップ店員の「おたたみ」はマスターできましたか? これからは自信をもって、どんどんたたんでくださいね☆
「おたたみ」した洋服を、「どうキレイに収納していくか」についてご紹介していきたいと思います! ショップの「お店づくり」をお手本にして、まるでディスプレイのようなスッキリとしたワザを、大公開します☆

ショップ店員の「お店づくり」のこだわり

お気に入りのショップを、よぉ~く思い出してみてください。すてきな洋服たちが、パッと店内を見渡しただけで、どこに何があるかすぐにわかり、見ためもスッキリとまとまっていると思いませんか?? これはすべて、店員さんがこだわりをもって考えた「お店づくり」らしいのです! 自分の部屋の洋服も、こんなふうにまとめられたら、すてきですよね☆ 一体、ショップではどんな「お店づくり」をしているのでしょう・・・。こちらもショップ店員Mさんにお話頂戴してきました!

Mさん「お客様にキチンとアドバイスできるように、コーディネートや商品の知識をつけ、お迎えしています。けれどそれだけでなく、お客様が店内を見て回りやすいように、誘導できるような売り場にすることを心がけているんですよ。どうしたら商品を手に取りやすいか、ということは常に意識しています。売り場全体の整理整頓が、私達の仕事なんです」

なるほど、売り場全体の整理整頓ですかっ!! ってことはつまり、

店員さんの「お店づくり」とは、お客さんに「いかに商品を手に取って楽しんでもらうか」ということなんですね(≧∀≦*) そこのところ、もっと詳しく聞いてみました!

商品を手に取りやすくなる、3つの工夫 。

1.洋服を魅力的に見せる!
Mさん「ショップ店員の基本は、『笑顔』『挨拶』『おたたみ』と言われています。お客様がつい手に取ってしまいたくなるような魅力的な商品にしておくために、乱れた商品はすぐにキレイにたたんだり、可愛い部分を見せるようなたたみ方をしています」
2.どこに何があるかわかるように、スッキリと!
Mさん「欲しい商品がどこにあるかを、瞬時にわかって頂くために、スッキリとした店内にするよう心がけています」(※詳しくは、この後↓の「ショップ店員の『魅せる収納』をモノにする!」をご覧下さい☆)
3.コーディネートがイメージできるようにする!
Mさん「お客様がコーディネートをイメージしやすいように、人形に着せたり、アクセサリーやベルトと一緒に組み合わせてディスプレイしています。また、同じシリーズのジャケットとスカートを一緒にかけてあったり、Tシャツの隣にデニムを置いたりするなど、瞬時にイメージできる工夫を、たくさんしているんですよ」

とのことでした! つまり、ショップの「お店づくり」を見て、私達が目指すべき収納とは、洋服を取り出しやすくて見た目がキレイという『魅せる収納』ではないでしょうか!!
では早速、これを使ってお部屋の収納にチャレンジしてみましょう☆

ショップ店員の「魅せる収納」をモノにする!

アイテムごとに分けた収納~ショップでのアイテム別収納!
Mさん「お客様がどこに何があるかわかるようにということを考えて、商品を置いています」カットソーならカットソー、スカートならスカートと、アイテムを大まかに分けるのはきっとみなさんやっていますよね。そこで試してみたいのが、アイテムをさらに細かく分けること。
例えばカットソーは
→ノースリーブと、半そで
→カジュアルなものと、ドレッシーなものetc.に分けることができます!
このように同じアイテムでも形やムードごとに分けておくと、「どこに何があるか」がわかるので、洋服選びのスピードが早くなるのです☆

つまり、取り出しやすい収納は、コーディネートがしやすい!

高さをそろえた収納~ショップでの高さぞろえ収納!

Mさん「お店では、とくに陳列台に並べる時、高さが同じになるように同じ枚数の商品を積みます。また、かさばる厚手のものは下の段、薄手のものは上の段に並べるようにしています」

ガタガタと収納しているとカッコ悪いですよね。アイテムごとに分けてから、洋服の生地の種類別にも分けると、キチッとした印象になります! そして、これにはかさばらないたたみ方も重要です。それは「おたたみテク」のように、厚みのあるものは、肩の部分まで折り込まないよう薄く広くのたたみ方にしたり、同じ形に統一させたりするといいですよ♪

つまり、統一感のある洋服たちは、見た目がキレイ!
色ごとに分けた収納~ショップの色ぞろえ収納!

Mさん
「売り場で、カラーをそろえてディスプレイするのは基本です。ショップによって、ムードカラーは違うと思うのですが、何か1色が目立つようにディスプレイしたり、商品を積み重ねる色の順番を決めて、そろえているんですよ」
確かに、色の並べ方が統一されていると、それだけでオシャレっぽさがすばらしくアップ♪ Mさんが言う色の並べ方というのは、次のようなものでした!

ショップでお決まりの色の並べ方 

上(手前)の色:明るい、うすい(白、イエロー、ピンク、水色)

下(奥)の色:暗い、濃い(黒、ブルー、赤、)

確かに、明るい色が前に出ていると、ショップ全体も明るい印象になりますよね! それに、色みの順番をそろえていると、選びやすいばかりか、「何色のアイテムが足りない」とか、「何色のアイテムを持ちすぎ」とか、頭の中まで整理できるんじゃないかって思います。これを、使わない手はないですよね♪

つまり、色みをそろえると、次に買い足したいアイテムまで一目瞭然! さぁこの方法で、もう少し収納のプロになってみましょう(・∀≦ )/☆

「魅せる収納」応用編~もっと快適な収納ライフ★

先ほどの「魅せる収納」を使って、私ミユはこんな活用法を考えてみました!

お気に入りのコーデを作っておく!
インナーとジャケットを一緒にかけたり、ワンピースとカーディガンを一緒にかけておいたり、お気に入りのコーデは暇な時にあらかじめ作っておきましょう! 忙しい朝でも、デートの時でも、それをそのまま着ればいいのです♪ ショップのマネキンのように、それだけでインテリアにもなるので、クローゼットの中がグンとかわいくなりますよ☆ ただスペースをとってしまうので、コーデの作りすぎには注意です。

部屋のスミにたたんでおくだけ!

クローゼットに入りきらなくても、「色」と「高さ」と「形」をそろえて部屋のスミにたたんでおくだけで、整然とします! だらしなくはみ出していたり、ぎゅうぎゅうにタンスにつめ込むのは、もうサヨナラですよ♪
ショップ店員Mさんは、こんなことも言っていました。
「『売り場はステージ、販売員は女優』と初めに教わりました。お客様にステージを楽しんで頂けるように、精いっぱいのおもてなしをするのが、私達の仕事なんですよ」と。
ショップの店員さんがここまでこだわっているとは正直、かなりオドロキでした( ≧艸≦〃) 店員さんのいろいろな方法で、私達は魅せられていたワケですね。

私は今回の取材から、たたみ方ひとつで、収納の仕方ひとつで、洋服選びが楽しくなり、毎日がイキイキとしてくるんじゃないかなと思いました。みなさんも、ショップで可愛い洋服を手にとった時のようなウキウキした気持ち、毎日味わってみませんか?

イラスト/渡辺優子