友人の家で、パーティの準備などをしていて、家具を移動させたときのことです。ガラス製の電気スタンドのコードが引っかかり、床に落として壊してしまったのです。ちょうど、友人が家にいない最中の、あっという間のできごとでした。
これは、エミール・ガレという、有名なガラス工芸家の作品だったのです。再生産されたものとはいえ、細かな細工が施されていて、安くない買い物だったはず…。

自分のミスにショックを受けながら、ガラスのかけらを拾って、掃除機をかけていると、おもしろいことに気づきました。
壊れたのは、ランプの傘だけで、下半分はまったく無事だったのです。
半分だけ残ったガラスのランプから、電球やコード、金具などを取り外すと、「これは、ガラスの花瓶として使えるかもしれない!」という気がしました。

そんなふうに考え出すと、いてもたってもいられません!
友人の電気スタンドを壊してしまったお詫びも兼ねて、花屋に行って花束を探すと、本当にこの「花瓶」にぴったりなバラとユーカリのブーケが見つかりました。

何人かの友人たちが集まるパーティを前にして、予期せぬ出来事に大あわてしてしまいましたが、家に戻ってきた友人は僕が壊れた電気スタンドに花を飾ったことを、とても喜んでくれました。

「買ってから、ほとんど使ったことがなかったから、これで初めて役に立ったわ!」
とまで言ってもらえました。ほっ…。

ということで、こちらの画像は「壊れた電気スタンドの第二の人生」がテーマです。