近年パワースポットとして注目を集めている神社を紹介! 気持ちよくて、なおかつ運気も上がるお参りの仕方を章月先生にお伺いしました!

ごま@スタッフ「最近はスピリチュアルブームもあって、パワースポットとしての神社の人気がすごく高まっていますよね。」
章月先生「そうですね。大きな神社は参拝ルートがしっかりしていて、駅から道ができていたり、バス停もしっかりあるので、お参りがスムーズにできるようになっています。今回私は三重県・伊勢神宮に行ってきたのですが、お伊勢参りを参考にしつつ、楽しく・しっかりお参りするコツをお話しますね。ぜひ皆さんも、お気に入り神社やマイ神様と親しくなって、開運してみてください。きっと神様も応援してくれますよ♪」

参拝は表参道から   
章月先生:今まで様々な神社に訪れましたが、私が気をつけているのは「表参道から入る」ということです。大きな神社だと、ちょこっとした裏道や横道があるので、そこからも入れてしまうんですよね。

熱田神宮東門のあたり。ラフに小学生の通学路になっていました。

先日も熱田神宮(愛知県)に参拝しましたが、駅の出口のすぐ近くに、神社の中に入る横道があるんです。ついそこから入ってしまいたくなるけれど、やっぱり神様にとっては気持ちがよいものではないのでは…そう思って、表参道まで歩いてそこから参拝し、表参道から帰りました。

熱田神宮の表参道 一の鳥居

表参道というのは、神様のお住いを訪問する「正面玄関」なんです。
みなさんも、玄関からではなく、縁側や窓からお客さんがきたら、きっとビックリしちゃいますよね? これと同じで、神社に入るときも、表参道からきちんと入って参拝しましょうね。

ごま@スタッフ:先生! 私、以前、熱田神宮に行ったとき、思い切り横道から入ってしまいました(涙)
章月先生:あら~(笑)やっちゃいましたか!

夕方に参拝しない  
私はいつも、なるべく朝早く神社にお参りするんですよ。朝の空気はとても澄んでいて、静寂で気持ちスッキリ♪ 木々の色も青々としてそれだけで身体の中が浄化されるような気がしてきます。

朝日がまぶしい!
午前七時の伊勢神宮。
澄んだ気が写真からも伝わってきそう。

大きな神社になると小さなお宮もたくさんあるし、ご神木があったり池があったり…と見どころもたくさんあるので、早めに行ってじっくり見るのがいいんじゃないかな?
ごま@スタッフ:じゃあ、神社に行くときは早起きしないと!
章月先生:神社はお宮がたくさんあったり、自然もいっぱい。朝早く澄んだ空気を味わうのが、気持ちのいい参拝のコツだと思います!

鳥居をくぐるときは  
神職の資格を持つ知り合いのかたがいるんですが、その人は鳥居をくぐる前、まずは鳥居の真下で一礼し、それから鳥居の端をくぐり、参道もずっと端っこを歩いていました。

参道とはいえ、道の真ん中は神様が歩くスペース。お参りする場合は左右どちらかに寄りましょう。

ごま@スタッフ:鳥居をくぐるときは「ごめんください」って気持ちで会釈するのがいいんですね。
章月先生:そうですね。そのときは歩きながらでなくて、立ち止まって会釈するのがよいようです。

手水場(ちょうずば)で手を洗う

壱 右手で勺(しゃく)の柄を持ち、左手を清めます。
弐 左手に持ち替えて右手を清めます。
参 右手にもう一度持ち替え、左手に水を溜め口をすすぎます。
四 勺に入っている残りの水で、柄を洗って清めて終了です。

小さな神社では、手水場の水が枯れてたり、水が出なかったりすることがあります。その場合は落ちている葉っぱなどで手をなでるといいんです。穢(けが)れを葉っぱに移してからお参りしてください。使った葉っぱは元の場所に戻してくださいね。

正しい参拝のしかた  
一般的にはお参りの仕方は「二礼二拍手一礼」(にれいにはくしゅいちれい)と言われています。
壱 まず二礼。頭を二回下げます。
弐 次にガラガラ…鈴を鳴らします。
参 パンパン!と大きく拍手。神様に届くようにしっかりと。
四 手を合わせてお祈りします。
五 最後にもう一度、頭を下げて終了です。

写真は 伊勢の二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)の龍宮社

ごま@スタッフ:なるほど、しっかり覚えなくちゃ!
章月先生:でもね、神社によって違うところもあるんですよ。たとえば出雲大社(島根県)では四拍!
ごま@スタッフ:四拍!?四回手を打つんですか?
章月先生:そうなんですよ~。伊勢神宮の正式参拝では、神職の方は八回拍手をしていました。これは八重広がりといって、八つのあらゆる方向に向けて礼をすることにつながるんです。でも、その神社特有のお参りの作法がある場合は、案内図や立て札に書いてあると思うので、それにならってください。

何をお願いする?  
章月先生 私はお願いというより、ごあいさつをおすすめします。
「無事にここまでたどり着けました、ありがとうございます」とか「これからも見守っていてください」とか…。ちょっと控えめなくらいに、神様の力を自分に分けてもらって、あとは自分で頑張る!くらいのほうが、ちょうどいい距離でおつき合いできると思います。
ごま@スタッフ:なるほど、アチコチの神社にお願いをかけすぎると、どの神様がお願いを叶えてくれたのかわからなくなっちゃいますもんね~。誰にお金をお金を借りたかわからなくなって、返せなくなる…みたいな(汗)
章月先生:そうですね。お願いというより、お祈りかな? 願掛けする場合は、お礼参りがしやすい神社に絞ったほうがいいかもしれません。願いをかなえてもらったら、きちんとお礼をするのはとても大切なことです。

伊勢神宮の境内にいるニワトリ。
実はニワトリは、伊勢神宮の神様の神使(しんし=神様の使いの動物)。神社の神様によって、 神使が違います。

おみくじを引く前に   
章月先生:一般的に、お参りをすませてからおみくじをすると思いますが、その時は神様に心の中でお願いしてから引いてみてください。
「○○について、どうぞ教えてください」と参拝しながらお祈りして、その後におみくじを引くことで、神様がヒントをおみくじに託してくださいますよ♪
ごま@スタッフ:大吉のおみくじは持ってきていいんですよね。
章月先生:そうですね。私は持って帰ってきた大吉おみくじがいっぱいあるんですけど…(笑)。でも、吉凶ではなくて、そこに書いてあるメッセージこそ神様のアドバイスですから、じっくり読んで自分なりの解釈を出してみてくださいね。

境内のものは持ち帰らない
最近は神社ブームで参拝客が多いんですけれど、マナーが出来ていない人も多いみたい。
よく境内の樹木に抱きついている人がいるんですけれど、それはいいとして、木の皮をはいで持って帰ってしまう人が多いんですって。木が傷むので、神主さんも困っています。
ごま@神社:そんなにハグしてる人多いんですか?
章月先生:多いです多いです。男女関係なく、よく樹木に抱きついていますよ。でも木の皮をはいだり枝を折るのはもってのほか。また砂利などの石も持って帰るのもいけません。神様のお住まいから持ち出していいのは、お守りとおみくじだけですよ。
お土産のお守りを選ぶのも、楽しみのひとつ。おみくじやお守り以外は神社のものを持ち帰らないこと!
(写真は伊勢で先生が購入したみずほちゃんストラップ)

「一生に一度はお伊勢参り」と言われているくらい、神宮の中でも最高峰に位置する伊勢神宮。近年はパワースポットとして人気を集めているのだとか。でも、せっかく伊勢まで行くのならしっかり予習して見逃しのないように!
5月末から6月はじめにかけて伊勢神宮の正式参拝に参加した章月先生が、伊勢でのポイントをお話します。

伊勢には外宮と内宮がある  
ひと口に伊勢神宮といっても、125社の神社で構成されています。メインの神社は、実は二つに分かれています。ひとつは外宮。もうひとつは内宮。読み方は外宮(げくう)と内宮(ないくう)。濁らないで発音するのが正しいようです。伊勢神宮は(いせじんぐう)と濁るんですけれどね。
伊勢市駅から歩いて10分ほど。外宮があります。内宮は五十鈴(いすず)川の川上にあります。それぞれは少し離れたところにありますが、外宮からバスが出ているのでスムーズにたどり着けます。
内宮 一の鳥居
外宮 一の鳥居

伊勢の内宮に祀られているのは、天の岩戸の神話でも有名な天照大神(あまてらすおおかみ)。外宮に祀られているのは、豊受大神(とようけのおおかみ)といいます。
大昔、各地で天照大神が祀られましたが、転々としてきた各地の聖地は、元伊勢と呼ばれています。そして最終的に落ち着いたのが伊勢なのだそうです。日本の八百万(やおよろず)の神様の頂点に立つ天照大神をお参りして、神域のパワーを実感してみてくださいね。

伊勢は緑の森  
内宮 ご正宮近く

参拝をするために、私は松阪牛で有名な松阪方面から伊勢市に入りました。電車に乗っている間は普通の町並みで、なんだかJR総武線に乗っているみたい(*先生は千葉県在住です)。海が近いんだろうなって感じるけど、海は見えない。平らな町並みが続いています。でも、伊勢エリアに入った途端、ホワンと一面が緑になるんです。
緑の色がとっても濃い。車窓のすぐそばにまで木が生えていて、森の中を電車がかきわけて走っているみたいな。この伊勢神宮は、まさに大きな森の中に作られたお宮なんですね。
今回の参拝では、神職の資格を持つ方が同行してくださいました。その方によると、穢(けが)れを移したり、神様を移したりするのは木なんですって。つまり、神社に木が多いのは、神様を降ろすアンテナの役目をしているから。伊勢のこの土地は内陸部で、地形的にも強い風から守られています。過去に大きな被害を出した伊勢湾台風でも、伊勢神宮の木は倒れなかったそうですよ。まさに、伊勢の森は神様が宿る森なんですね。

参拝は外宮から  
外宮入口
勾玉池
古くからのならわしでは、伊勢は外宮から回るといわれています。
さらに、伊勢神宮に参拝する前には、清き渚と呼ばれた二見浦(ふたみがうら)で禊(みそぎ)をするのが、ならわしだったそうです。現代では二見輿玉(ふたみおきたま)神社でお祓いをすることで、禊の代わりになるのだとか…。でも、さすがにそれはマニアックかも?

外宮の参拝が終了したら、内宮に向かうバスの参拝ルートを一度途中下車し、猿田彦神社にうかがうのはいいと思います。神々が天界から地上に降り立ったとき、道案内を勤めた神様です。

拝殿中央に、昔の神殿跡を記し、方角を刻んだ八角の石柱があります。八角は方位を意味し、方位除けの御神徳を仰ぐ猿田彦神社にちなんだものです。

個人的には、神宮を伊勢の地に定めた巫女・倭姫(やまとひめ)宮が大好きなんです。こちらもバスルートの途中にあるのでおすすめ。
参道
境内石段
倭姫宮 拝殿
さらに深く、伊勢の神話世界を実感できると思いますよ!

イチ押しパワースポットの多賀宮  
江戸時代は外宮のほうが流行っていたんですって。外宮に祭られている豊受大神というのは、豊作や商売繁盛などの現世利益の神様で、親しみやすいお社だったんでしょうね。

外宮のご正宮


ここでひとつ注意なのは、外宮のご正宮(ごしょうぐう=メインのお社)を参拝した後、そのまま帰ってしまわないこと。ぜひ、同じ外宮内にある多賀宮(たかのみや)というお宮も参拝してください。ここは知る人ぞ知るパワースポットと言われていて、豊受大神の荒御魂(あらみたま=神様パワーみたいなもの)が宿っているとされています。静かで、でもとっても迫力があるお社です。感じることができる人は、この多賀宮が一番すごいチカラを放っているといいますよ。ちょっと見落としがちな場所にあるお社なので、ぜひこちらも回ること。というか、せっかくなので、全部のお社を見て回りましょう!

内宮のご正宮では感謝を  
内宮に祀られているのは天照大神。メインの御正宮にたどり着くまでに、五十鈴川にかけられた橋を渡り、一の鳥居、二の鳥居と順路にそって歩きます。

伊勢神宮 内宮の宇治橋。

欄干はお土産の赤福のパッケージにもなっているので、ちょっと見覚えがあるかも!?


途中で五十鈴川の御手洗場(みたらし)という、身を清める場所があるので、時間があったらそちらで手足を清めましょう。

案内していただいた伊勢の宮司さんによると、伊勢神宮・内宮のメインのご正宮では、お願いではなく「感謝」をすることだそうです。「ここに無事にこられた」とか「生かしていただいてありがとうございます」とか。天照大神は神様の中でもトップに位置していて、しかもそのメインのお宮ですから、祈りのスケールも大きいんですね。「日本がお世話になってます」くらいの気持ちでいいと思いますよ!

個人的なお願いは荒祭宮で

そして、たとえば「彼氏が欲しい!」とか「成功したい!」とか、超個人的な望みは、伊勢の内宮での荒祭宮(あらまつりのみや)にお願いしましょう。こちらは天照大神の荒御魂(あらみたま=神様のパワーみたいなもの)が宿っていて、幸福の手助けをしてもらうならこのお宮がおすすめです。でも、内宮も見所はたくさん。ぜひ細かく見て堪能してください。

個人的なお願いは、伊勢神宮の中でもこの荒祭宮というお宮に!

正式参拝を終えて  
普通の参拝はお宮の外からのお参りだけれど、正式参拝をすると神楽殿にあげていただくことができ、宮司さんに祝詞(のりと)をあげてもらえたり、ご祈祷をしていただけたりもします(*編集部注:事前に申し込みし、玉ぐし料などが必要になります)。

実際に神職の方々や巫女さんを間近に見ると、他の神社にはないプライドを感じました。キリリとした空間、神聖な空気。伊勢は日本の神様たちの頂点なんですね。でも「お伊勢さん」と呼ばれるほどの気安さも備えていて、その地に私たち日本人が足を踏みいれさせていただいている、という感じです。

私も今回は泊りがけで参拝させていただきました。そして、名残惜しいけどさあ帰ろう、としたときになんと! 交通トラブルが発生! …帰れなくなってしまいました。当初2泊3日の予定が3泊4日に…(涙)。
結果的に、伊勢の神様たちに思い切り引き止められ、かえってじっくり堪能することができたんですね。伊勢は見所がたくさん。今回紹介できなかったお宮もたくさん回りました。どれも個性的でぜひみなさんに行ってもらいたいところばかりです。ぜひ、もっと神社に親しんでみてくださいね。日本の自然と、心のふるさとを実感することができるでしょう。神社のお話はまた、別の機会に…!

◆伊勢神宮◆
〒516-0023 三重県伊勢市宇治館町1
■電車で
近鉄特急 京都 ------>宇治山田 2時間10分
近鉄特急 大阪・上本町 ------>宇治山田 1時間50分
近鉄特急 名古屋 ------>宇治山田 1時間30分
JR快速  名古屋 ------>伊勢 1時間37分
■駅から
内宮 <近鉄>宇治山田駅からバス15分
外宮 <JR・近鉄>伊勢市駅から徒歩5分(600m)