6月は区切りの月です。夏至は、1年中で一番、昼が長くなる日。そして、夏越の祓(なごしのはらえ)。この半年の罪やけがれをお祓いし、年末までの残り半年の無病息災を祈願する神事が行われます。神社では茅草で作られた大きな茅の輪(ちのわ)を用意し、氏子はその輪をくぐって、半年分のけがれを落とすのです。
ここでご紹介する「水無月」という和菓子は、夏越の祓の日にいただくお菓子。こういった習慣は今や京都だけに残っているとそうですが、季節を味わうのと同時に、厄除け効果があるので、ぜひ私たちも取り入れたいものですね。

〈材料〉
くず粉 大さじ2、白玉粉 大さじ2、小麦粉 大さじ3、砂糖  大さじ3、水 150cc、甘納豆 100グラム
〈作り方〉
1.くず粉、白玉粉、小麦粉、砂糖をボウルに入れ、少しずつ水を加えながら、よく混ぜる。
2.混ざったら、ザルなどで漉す。これがういろうの生地。
3.四角い容器を水でぬらし、生地の4/5の量を流し入れて強火で10分ほど蒸す。
4.表面が固まっているのを確認したら、甘納豆を散らし、残っている生地に10ccほど水を加えて、甘納豆の上からかける。
5.もう一度、10分ほど蒸す。
6.蒸し上がったら(表面が固まったら)蒸し器から出し、冷めてから三角形に切り分ける。
※蒸し器を使わず、電子レンジを使う方法もあります。各7、8分程度で試してくださいね。

水無月は、三角形の白いういろう生地の上に、小豆が載ったお菓子。
小豆には魔除けや厄除け効果があります。小豆の赤い色は、血の色、火の色。そして陰陽五行の考え方によれば赤は太陽の気、陽の気。つまり盛んなエネルギーを意味し、小豆を食べることでエネルギーを体に取り込むことになるのです。
また利尿作用、解毒作用にもすぐれているため、デトックス効果もバツグン。水分が体にたまりやすい梅雨のこの時期には、ぜひ積極的に取り入れたい食材なのです。
白い三角形のういろうは氷をあらわしています。これから訪れる暑い季節を、見た目から涼しく!というわけです。


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