「努力と個性をリンクさせるステージ」の象徴



女教皇様は月の処女神です。

バージンである彼女の美しい身体とほっそりとした指は、努力よりも才能や個性を象徴しています。

彼女は潜在能力をつかさどる左手にペンを握っており、これは才能をフルに使用するという事を表しています。



ここのステージでは努力するよりも、あなたの才能を生かす! という事に意識を向けてみましょう。
今までの努力で磨き上げてきた技を、あなたの才能と結びつけて向上させるステージです!

冷静になって自分の才能や独自性、個性を見つめ直してみましょう。
自分に問いかけてみて下さい。

「人と自分との違いはなんだろう?」
「私の個性って何? 」
「これをどう生かしたら一番良い?」


女教皇様が手にしている本には、宇宙の力の教えが書かれていると言われています。
彼女はその宇宙の力と、自分の体得した事をみんなに教える先生のような人です。


何度も何度も自分の技を練習しながら旅を続けて来たあなたは、それを他人に教えられるほどに成長しているはずです。

脳は覚えた事を人に教えるということで、その事柄を完全に自分のものに出来ると言われています。
その日に新しく教わった事、覚えた事というのは、意外と簡単に脳から忘れさられてしまいます。

それをその日のうちに誰かに話す、教えるという事を試してみてください。
そこまでステップを踏むと完全に自分の脳にそれがインプットされると言われています。
自分の知っている事を人に教える事で、さらに自分の力がパワーアップするのです。

「何かを教える」という事で運命が開ける暗示のあるステージなのでぜひ誰かに自分の覚えた事や得意としている事を教えてあげてください。

人に自分の技を教えられるほどになったあなたは、大分余裕も見えてきて、ただめちゃくちゃにパワーを使い散らすのでは無く、 その場その場で力の大きさをコントロールしながら、理性的に考えて行動を取れるようになります。

知性をも手にいれたあなたは、より美しく自分を輝かせる事が出来るようになるのです。


女教皇は芸術を創造する能力の他に知性、教養、さらに直観力まで研ぎ澄まされているような人。

才能だけをむやみやたらに使うのではなく、自分の素質を冷静に見つめ、人に伝えたり売り込んだりする能力も大切になってくるステージという事です。


彼女の背後にある二つの扉は光と影の扉と呼ばれており、二つの相反する物、たとえば、光と影、陰と陽、善と悪といったような物の象徴です。

闇を完全に消し去る事は出来ません。どんな事柄にもプラスの面とマイナスの面があるものなので、闇の状態の中からも光の部分を見つけ出すようにしましょう。

この扉はひとつの状態からもうひとつの状態に通じる扉とも言われており、それは絶えず変化し続ける事の大切さを象徴しています。


頑固になってひとつの形にこだわるのではなく、 どんどん新しい物を取り入れてり良い形に変化させて先に進みましょう!