彼はタロット物語の主人公「愚者の男」

ここから様々な人たちと出会いながら、自分磨きの旅を始める所です。



愚者のカードには番号がありません。

タロットカードのセットによって一番最後に愚者が来るものや、２０番と２１番の間にくるもの、最初に愚者がくるもの、様々な種類があります。

ここから見てもすでに、愚者が彷徨っている様子を感じとれるでしょう。


あなたも、この愚者のように彷徨って、目的地を見失っているような事はありませんか？

行先をはっきり決めないままでは、いつまでも彷徨ってしまいます。

この先の生きる道をしっかり考える時がきましたよ、、、と　あなたにお知らせをしているカードなのです。

新し生活、恋愛、結婚、仕事、勉強、大会、試験、ショー etc.に向けて第一歩を踏み出すか、踏み出さないかを決めるステージです。


あなたは、今ある状況で満足して、今まで通りの暮らしをしたいのでしょうか？

それとも、新たな展開を目指して、歩くのが大変なイバラの様な道でも、通り抜ける覚悟が出来ていますか？


愚者の男は危険な道を進もうとしているのにもかかわらず、まったく恐怖感を持っていません。

背負っている袋に現実世界を押し込んで、見ないようにしているのです。


足元にある崖にも気づいていないし、近くにいる小鳥が危険を知らせに来ていますが、それにもまったく聞く耳をもたず、夢見心地で鼻歌まじりにどんどん進んで行ってしまいます。


さて、彼はこのまま崖から落ちて、大きな怪我をしてしまうのでしょうか？

それとも運良く木に引っ掛かって、誰かの助けを得ながら先に進めるのでしょうか？

彼の物語の続きを考えるように、あなたの人生の今後の展開を想像してみてください。


どんな自分でいたいのか、どんな未来にしたいのか、考えてみましょう。

カードの右上にある星は、夢や目標を象徴しています。


後ろに渦巻いている道と、途中のイバラは理想への厳しい道のりを暗示していて、舞っている羽は、厳しさの中でしか見つけられない祝福の象徴です。

夢を目指す準備の出来ていない人には、警告的なカードであるとも言えます。

覚悟がちゃんと出来ていない場合、夢を夢見ているだけで、決して前には進まず、時間を無駄にして、周りの人を傷つけるだけで終わりかねません。

人と違った道を歩む場合、周りの人はあなたを止めようと、否定的なことを沢山言ってくるでしょうが、その声から受けるストレスとも戦う覚悟が必要です。

そして、いずれはその人達を納得させるのも、あなたの仕事となります。



手前側にはトゲの抜かれたイバラがあり、こちらは手入れをして今までに作り上げた安定した生活の象徴です。

安定を守る方向に進んだ方が良い人もいらっしゃると思います。

安定の中でしか味わえない幸せもあります。


自分にとって何が一番幸せなのかを考えて、安定の道か、新たな冒険の道か、決断をして先に進んで下さい☆


【正位置】

☆新しい出発　☆行先のわからない旅立ち　☆発展を信じて行う　☆夢見る人　
☆純粋な願い　☆自由　　☆逆転のチャンス　☆束縛からの解放　☆はじめの一歩☆好奇心　☆冒険　☆勇気　☆新しい発想　☆規則にとらわれない　☆現状からの脱出

◆夢を信じて腹をくくって冒険に出ましょう

【逆位置】
☆彷徨っている　☆考えなしな行動　☆おじけづく　☆不安定　☆激情にかられる☆途中で挫折する　☆身動きが取れない　☆だらしない　☆衝動的　☆無駄な浪費☆短気　☆無謀　☆足が地に付いていない　☆目的がはっきりしていない　☆だらしがない　

◆何が自分にとって一番幸せなのかを考え直してみましょう


「やっと、愚者の男の子を旅に送りだす事ができました！！！」