その、豪快で破天荒とも言われる生き様と、未だ謎に包まれた死。歴史にそれほど詳しくない人でも、彼が波瀾に満ちた人生を生きたらしいということは、イメージとして頭の中にあるはず。いったいどんな運命をもって生まれた人なの!? ぜひ占い的に見てみたいっ!
エミール・シェラザード先生に坂本龍馬のホロスコープを、私達にもわかるように読み解いていただきました!!

ホロスコープとは……
ある瞬間の天空の様子を表した図。生まれた時に、どの惑星が天空のどの位置にあったかで、その人自身の生まれ持った運命を読み解くことができます。

坂本龍馬の人生とは?
まさに“動乱型”—歴史を変える人物のホロスコープだった!  
【坂本龍馬のホロスコープ】
天保6年11月15日生まれ(今の暦にすると1836年1月3日になります)

エミール先生、これが坂本龍馬のホロスコープなんですね!

エミール先生:生まれた時間がわからないから、すべてが網羅されているわけではないのだけれど(※正確なホロスコープを知るには、生まれた年月日、生まれた場所、生まれた時刻の3つが必要です)、パッと見るだけでも、すごく特徴的な形をしていますよ。

どんなところが特徴的なんですか?

エミール先生:生命の星、太陽とコミュニケーションの星、水星、エネルギーの星、火星が固まっているの、わかるかしら? 彼が生まれた時、この3惑星がすごく近い位置にあったことを示しているの。図のように固まっている場合、それぞれがお互いを強め合って、一つの集合体として大きな力を発揮するのよ。そして、そのちょうど真向かい(オポジションと言われる180°の位置)には木星がいます。木星は拡大の星だから、太陽、水星、火星のパワーをさらに拡大するのよ。

“拡大する”というのは?

エミール先生:まず、太陽と火星のエネルギーがかけ算になるから、行動力がものすごく増すわね。外の世界に向かって、もっともっと拡張したい、という欲求が高まるから実力以上のことにチャレンジしたいと突き進もうとするの。なんでも簡単に引き受けてしまったり、自己表現が激しくなったり、という傾向もありますね。さらに水星と火星のパワーが重なり合って増大するから、あまり深く考えずにヒラメキで行動を起こす、冒険的な性格も強かったんじゃないかしら。「自分」を象徴する太陽に対し、真向かいにいる木星は「外国」という意味もあるから、遠くを見据えてどんどん外国のもの、新しいものをブレンドさせていったのでしょう。“日本で最初に靴を履いた人”なんて言われているでしょう? でもね……、もう一つ特徴的なのが、破壊と再生の星、冥王星と、他の惑星との位置関係なの。

冥王星との位置関係!? 

エミール先生:太陽、水星、火星、木星の4つもの惑星と、冥王星が90°の位置にあるのよ。90°は「スクエア」と呼ばれる、強い緊張や不安定な状況を生む角度。これだけたくさんスクエアがあると、善かれ悪しかれ、何かを変える役割を持つ人、「破壊と再生」が起きる時に出てくる人物には違いないんですよ。

なんと! 史実で言われているような龍馬像、時代背景そのものじゃないですか!! 具体的にはどんなことが読み解けるんでしょうか?

エミール先生:常に「破壊と再生」の繰り返し。攻撃力が強化され、思想に偏りが出てくるわね。あるテーマに対して過剰な肩入れや思い入れが強くなる。平均的なことができないのよ。ある種の知性だけはものすごく発達するんだけれど、周りとうまく折り合って、なだらかな道を行く、なんてことができないの。自分の能力のままに押し進めていったんじゃないかしら? 「破壊」はできたのだけれど、「再生」の機能がうまく働かなかったみたい。自分の持っているエネルギー以上のことに走っちゃうのよ。まさに“動乱型”のホロスコープ。歴史を変える人ってみんな、こんなふうに無謀なタイプよね。「これ以上行くと弾にあたるから、この安全な場所にいよう」ってなったら歴史は変わらない。変わるべくして変わった。変えるべくして変えたのよ。

新旧交代の役割を担うキーパーソン  

エミール先生:あと、天王星と土星の角度がいいの。天王星って、「改革」や「刷新」「新しいものを取り入れたい」という惑星。対して土星は「旧態依然としたものを守る」という惑星。このふたつの惑星がいい角度、ということは、新旧交代の役割を果たす、キーパーソンになることを意味しているのよ。

—ホロスコープからそんなことまでわかってしまうんですね! すごい!!

エミール先生:それから、彼の太陽星座はやぎ座。(※現在のグレゴリオ暦に換算すると、生年月日は1月3日になるため)改革を押し進めるのには、彼なりの規律があったはずよ。やぎ座はモラルに忠実な星座。新旧交代のはざまで、「なんとか国を変えなくては」というところにスイッチが入ったんじゃないかしら? やぎ座って、別のアングルからみると、「野心」の星座でもあるの。さっきお話ししたように、太陽だけでなく、水星・火星もやぎ座にあるでしょ? それがすべて結びついて、自分の思想のもと、あらゆるものに立ち向かっていったのでしょう。ちょうど時代が変わるところだったから、世の中は彼を「異端児」なんて分析するけれど、彼の中では、ごくごく当たり前で、真面目な生き方だったのかもしれないわね。

—非業の死をとげる暗示なんかも……ホロスコープから見えたりするのでしょうか?

エミール先生:そうね~……冥王星の角度が良くないと、自分の命に対してのリスクマネージメントができないのよ。自分を大事にしないの。彼もまた、自ら危険な場所に立つことが苦ではなかったのでしょう。

坂本龍馬の恋愛観とは?
口ベタで、情が深く、対等な男女の愛を全うした人

恋愛観などはどうだったのでしょうか?

エミール先生:愛情を司る星・金星が、制限の星・土星と90°(スクエア)をとっているから、愛情表現下手だったのかな?って思いますね。年上の人がキーパーソンになったかも。ただ、感性の星・海王星と金星が近くに位置しているので、とてもロマンチストだったかもしれません。口ベタで、だけど情が深い……そんな愛に生きた人なのかな。

どんな女性に惹かれたのでしょうか?

エミール先生:好みのタイプを示す金星がみずがめ座にいますから、好みの女性はみずがめ座のような、ボーイッシュで自分の意見をしっかり言える人。現代でいうならキャリアウーマンかしら。あまりベタベタした関係は好まず、まわりにとらわれない自由な考えかたができる人と、さわやかで対等な男女の愛情を全うするのが男のロマン、と考えていたみたい。

「坂本龍馬という人は、いったいどんな運命を持って生まれた人なんだろう? ホロスコープを見ればわかるかもしれない!」
そう思って、エミール先生に読み解いていただいた今回。刻まれていた星のメッセージがあまりにも史実通りで、宿命的で……。本当にビックリでした。

最後にエミール先生が「占いって、いろいろな側面を持っているの。毎日の生活情報、というだけでなく、また未来の予測だけでもなく、その人の性格を分析するものであったり、潜在能力を開発できるものであったりするの。もっと環境のために占いが使われるといいのにね!」とおっしゃって……。やっぱり「占い」って、すごく奥が深い!
まだまだ、いろいろな可能性が秘められていて、おもしろそうですよね!

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